Kindleで耳読書する方法。Audibleでなくても音で読めるんです
使い続けると気になるアシストリーダーのクセ
ただし、Kindleアプリのアシストリーダーは、デバイスの機械音声を活用した機能です。オーディオブックのように、プロの声優が読み上げているわけではないので、使い続けていると以下のような点が気になるかもしれません。 ページが切り替わるところで音声が途切れる不正確な読み上げ箇所がある長時間聴くのは疲れる 機能の特性上、画面に写っている文字を機械的に読み上げているだけなので、ページをめくるタイミングで一瞬音声が途切れます。アシストリーダーの起動中は文字の大きさを最小にしておくと、ページをめくる回数も減るので途切れる音声が少なくなります。 また、漢字が正しく読み上げられないことがあります。筆者が出くわした例だと「ファイナンシャルタイムズ紙」の「紙」を「し」と読むべきところが、「かみ」と読み上げられてしまうことがありました。また、最近では使われていない旧字体などの漢字も、正しく読み上げられない傾向にあると感じます。 上記に加えて、抑揚のない単調な機械音声を聞き続けると、ストレスを感じることもあるかもしれません。
書籍ジャンルでオーディブルと使い分けるといいかも
というわけで、耳読書において、どんな本でもアシストリーダーでも読める(聴ける)とは必ずしも言えないかもしれません。 あくまで大まかな目安ですが、ビジネス書や自己啓発書、読者の専門分野に関する本はアシストリーダーを活用しやすい本といえるでしょう。ストーリーや世界観を楽しむというよりは、情報を得るための読書に適しています。 一方、小説やエッセイ、読者にとって難易度の高い本はアシストリーダーよりもオーディブルの方が集中して耳読書ができるのは間違いありません。 著者がつくる世界に没頭したり、専門用語が頻繁にでてきたりするような本は、不正確な読み上げがなく、音声が途切れがないほうが集中できるはずです。 とはいえ、本に書いてある内容を音声で情報を得られるのがアシストリーダーの魅力。Kindleアプリで読書する際は、この機能を覚えておくと時間を有効活用できるでしょう。 Screenshot: 重田信 via Kindle
重田信