なぜラミレス監督は代打安打&激走のドラ1森敬斗を「何かスペシャルなものを持っている選手」と絶賛したのか
「バッティングテクニックは素晴らしい。テイクバック、そして足の体重移動がしっかりとできている。だから結果が出る。成長するのが凄く楽しみだ」 ファームでは、主に9番、1番、2番で、今季58試合に起用され打率.210、2本塁打、13打点、22得点、出塁率.260の成績。公式サイトによると1メートル75センチ、75キロの決して大きいとは言えないサイズだが、テイクバックを深くとり、右足を上げてスイングは力強い。ヘッドが入りすぎるのが気になるが、バットは最短距離を通り、いわゆるタイミングに大切な“間“を作れている。基本的には、ライナー性の打球で外野の間を抜くスタイルだが、試合前のバッティング練習では、内角球を思い切り引っ張ると狙ってライトスタンドに放り込んでいた。秘めたパワーもある。 ラミレス監督は続けて“走の素質“について語った。 「良いスピードを持っている。ベースランニングでも素質がある。才能が豊かで、性格もいい青年。誰からも好かれる人間。スペシャルな選手だと思う」 試験的にハマスタの観客数の上限が80パーセント、90パーセント、100パーセントに増える今日30日からの阪神3連戦のどこかでショートで先発起用される予定。おそらく「9番・ショート」だろう。走攻守の「守」がファンにお披露目される。 「入団したときに、1軍に上がって結果を出すことを目標に掲げました。今までファームの監督、コーチ、トレーナーさんらに支えられ、課題を持って練習してきた結果が出ましたが、もっともっと準備をして結果を出せるように頑張りたいと思います」 ベイのスター候補のコメントはどこまでも爽やかだった。