レアルDFミリトンが右膝前十字靭帯断裂 昨季に続き長期離脱へ 現地紙は全治9カ月で今季絶望
レアル・マドリードは13日、ブラジル代表DFミリトン(26)が右膝前十字靱帯(じんたい)断裂の重傷を負ったと発表した。近日中に手術を受ける予定になっている。 ミリトンは9日にホームで行われたスペインリーグ第13節オサスナ戦で先発出場。前半26分にビニシウスのクロスをゴール前で合わせようとした際、オサスナDFエンゾ・ボヨモに後ろから体をつかまれた。これにより体勢を崩し、着地がうまくいかずに右膝を痛め、悲鳴を上げてピッチに倒れ込んだ。その後、ユニホームで顔を覆いながら担架で運び出されていた。 クラブは試合直後に検査を実施し、右膝の両半月板に影響のある前十字靱帯(じんたい)の完全断裂と診断されたことを発表。スペイン紙アスは全治9カ月で今季絶望と伝えている。 これによりミリトンは、2年連続で長期離脱を余儀なくされることになった。前回のけがは昨年8月12日に行われた昨季のスペインリーグ開幕戦だった。ビルバオと対戦した際に左膝前十字靱帯(じんたい)断裂の重傷を負い、全治9カ月と報じられ、最終的に7カ月半後の今年3月31日のビルバオ戦で戦列復帰した。 オサスナ戦ではミリトンに加え、ロドリゴとルーカス・バスケスも前半のうちに負傷した。アス紙は、前者は右足大腿(だいたい)直筋負傷で最低全治1カ月、後者は左足内転筋負傷で最低全治3週間と報じている。 (高橋智行通信員)