「家族とは絶縁してます」坂本ちゃん『電波少年』東大受験でブレイク後の苦悩と覚悟
“未知の生物”から“家族”へ
それで1人なったとしても、寂しくはないと続ける。 「今はタレント活動の傍ら、東京の新宿にあるゴールデン街のバーで週1回、店頭に立っているのですが、店のオーナーさんや、同じ事務所の岡元あつこさんなど、親身になって助けてくださる人がいますから、全然寂しくありません。小学校で友達100人できるかなって歌がありましたが、これって友達は多ければ多いほうがいいっていう“洗脳”だと思う。ものすごい波長が合うパワーのある友人が2、3人いれば、それで幸せだと思っています」 その友人の中には、かつて運命を共にしたあの人も。 「ケイコ先生とは今も連絡をとりあっています。会えば毎回“坂本ちゃんは家族のようなものだから”と言ってくださって、いつか恩返しができればと思っています」 時は流れ“未知の生物”から“家族”へと、その関係性は変わった。最近は、健康の大切さを実感しているという。 「昨年の秋に健康診断を受けたら、ほぼ、すべての検査項目の数値が悪くて……。なので、それから毎日歩いて20kgやせたんです。受験で知識が増える喜びと同じように、やせることも自分の自信につながっています。今後は、自信のなかった自分から脱却して、大好きな人と愛し合うような素敵な恋愛も経験したいですね。だからこそ、もっともっと動けて楽しめる時間を長く作れるように、健康が1番大切だと感じています」 24年前、マンションの1室から坂本ちゃんの人生は大きく変わった。そのとき巻いていたハチマキは、今も大切に保管しているという――。