【陸上】全米最速はライルズ!自己タイ9秒83で100m初の五輪切符 2位ベドナレク、3位カーリーが代表入り 4位コールマン落選/全米五輪選考会
◇全米五輪選考会(6月21~30日/米国オレゴン州ユージン・ヘイワードフィールド)3日目 【動画】世界一激しいトライアルレース 全米五輪選考会男子100mをチェック! 全米五輪選考会の3日目が行われ、男子100mはノア・ライルズが自己タイの9秒83(+0.4)で制し、この種目で初の五輪出場権を手にした。 前日の予選(9秒92/+0.4)、この日の準決勝(9秒80/+3.0)といずれも全体トップタイムで通過したライルズ。準決勝で突破者全員が9秒台をマークするというハイレベルの争いの中でも、決勝は盤石のスプリントを見せつけた。200mが本職ながら9秒87の自己新をマークしたケネス・ベドナレク、9秒88で3位だった22年オレゴン世界選手権100m王者のフレッド・カーリーらを抑え、2年連続の全米最速王者に君臨した。 昨年のブダペスト世界陸上では100m、200m、4×100mリレーの3冠、200mでは3連覇を達成し、世界のスプリントを牽引する存在に。だが、初挑戦だった21年の東京五輪は200mで3位にとどまっている。 8月のパリ五輪では、再び「3冠」に挑むことを公言。その最大の難所と言える100mで堂々たるレースでクリアし、目指す場所への階段を1つ上った。次は28日(日本時間29日)から始まる得意の200m。結果とともに世界歴代3位、全米記録でもある19秒31の自己ベストの更新なるか、そしてウサイン・ボルトの持つ世界記録19秒19にどこまで近づくか。世界の注目を集めそうだ。
月陸編集部