名古屋・河村市長、自身の進退「悩みながら考えております」 総裁選後の解散総選挙見据え
名古屋市の河村たかし市長は26日、市役所で定例記者会見に臨んだ。自民党総裁選後の解散総選挙も取り沙汰される中で、自身の進退について「いろいろ悩みながら考えております」と述べた。「半々ぐらいでいますわね、やっぱ市長で頑張れと言う人と、いや総理を狙うと言っとったがねという人が」とし、国政進出と来年4月の市長選出馬を選択肢として検討していることを明かした。 【動画】名古屋・河村たかし市長が定例会見(2024年8月26日)
「政治家総とっかえ」の雰囲気感じる
河村市長は「齢75にしてどういうもんだと、ファイナルアンサーが来ますけども」としたが、具体的には「今のところ相変わらず南無阿弥陀仏、阿弥陀様に従いますということでございます」と従来の文言を繰り返した。 共同代表を務める「日本保守党」が24日に愛知県の豊橋駅前で街頭演説会を開いた動きについては、「毎日のように熱心に候補者を探すのに努力しておりまして」と説明。「日本保守党に対する期待感は保守主義そのものの人もあるけど、それより今の自民党ではもう家業化してしまって(裏金問題もあり)全部やめなきゃいかん恐れがある。日本新党のときのスローガン『政治家総とっかえ』ということを感じますね」と述べた。
「なごやっ子防災レンジャー」を育成
地震や台風などへの防災意識が高まる中で、市内の子どもたちを「なごやっ子防災レンジャー」として育成するプログラムを発表した。 市内在住または在学の小学4年生から6年生を対象に、身近に起こり得る災害について知ったり、防災をゲームで学んだり、我が家の「マイ・タイムライン」を作ったりするプログラムを10月に全8回実施。参加者には認定証や缶バッジを交付し、各家庭でのミッションを実践したら事務局に報告してもらう。 河村市長は「多くの子どもさんたちに参加していただければ」と呼び掛けた。希望者は9月2日から30日の間に専用サイトから申し込む。 (関口威人/nameken)