次の四半期はFOMOによる大きな動きか:米機関投資家「フォーム13F」提出
低調な第3四半期から一転
第3四半期は、ビットコイン価格がほぼ横ばいから下落傾向を示し、価格は主に5万3000~6万6000ドルの間で推移した。第2四半期に続き、機関投資家の低調な関心を反映した可能性がある。 だが、暗号資産支持を打ち出すドナルド・トランプ氏が米大統領選に勝利したことで、第4四半期には状況は大きく変化した。ビットコインは数カ月にわたるレンジ相場を上抜けし、3月に記録した史上最高値約7万3700ドルをあっという間に更新、9万3400ドル超まで上昇した。 最近の価格動向と、2025年1月に発足する第2期トランプ政権による暗号資産の受け入れ姿勢への期待が相まって、機関投資家とその顧客の間で「取り残されることへの恐怖(FOMO:fear of missing out)」がかなり高まっている可能性がある。少なくとも、次に提出されるフォーム13Fは、はるかに興味深いものになりそうだ。 「暗号資産フレンドリーなトランプ氏の再選と、ビットコインの急騰により、機関投資家が最低でも1%をビットコインに割り当てるよう、水面下で多くの駆け引きが行われるだろう」とヴァン・ストラテン氏は述べた。 |翻訳・編集:CoinDesk JAPAN編集部|画像:Shutterstock|原文:Bank Clients Just Dipped Their Toes Into Bitcoin ETFs, but Q4 Could See a FOMO Spike
CoinDesk Japan 編集部