RIZINが違法配信対策に本腰。榊原信行CEOが「ノーモアPPV泥棒。泥棒は許しません!」と法的措置を宣言
RIZINが7月27日、都内で違法動画に関する記者会見を開催した。この日は「超RIZIN.3」(7月28日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の前日計量が行われたのだが、同会見はその前に開催。 榊原信行CEOは冒頭、「ノーモアPPV泥棒です。泥棒は許しません!」と宣言。「配信を見ていて、盗んでやろうと思っている泥棒諸君に(対し)、徹底的に本気でやります。各配信プラットフォームのみんな、ABEMA、U-NEXT、RIZIN LIVEみんなで力を合わせて犯罪者を洗い出します」と続けた。 会見にはRIZINのPPV配信を取りまとめている株式会社エムアップホールディングスの池田宗多朗代表取締役と外苑法律事務所の飛松純一弁護士が同席。 飛松氏は「民事上の不法行為に該当はもちろん、刑事罰を伴う法律違反であり、10年以下の懲役、もしくは1000万円以下の罰金。またはその両方が科せられる可能性がある。また違法配信を行うものだけではなく、SNSなどで違法配信の予告や周知を行った方も違法背信行為の幇助犯とみなされ、同じく刑事罰の対象となると考えている。さらに違法配信を視聴する方も対応によっては刑事罰に問われる可能性も存在する。また視聴者の方は法令上のリスクだけではなく、違法サイトにアクセスした際に個人情報が不正に吸い上げられ、悪用されるリスクも指摘されている」などと警告。 池田氏は「違法配信を行うものに警告を発するとともに、これに従わず、違法配信、予告を含みそれを継続する場合には弁護士による法的措置を含めた厳然たる対応を徹底的に行うことを宣言する」と強い姿勢で臨むことを宣言した。