入浴時の「ヒートショック」 急激な気温差で脳卒中や心筋梗塞のおそれ 高齢者だけではなく若者も注意
では気になるのが、急に体調が悪くなってしまった時の対策です。異変を感じてしまった場合、まず温かい場所から寒い場所に行った場合、応急措置として急にストーブの前とかに行って温めると危険なので、暖かい毛布をかけるという対策が重要なんだそうです。
寒いところから暖かいところに行った場合の応急措置としては、溺れないようにまずはお湯を抜く。そして、急に冷たい水などをかけてしまうと急激な温度変化で血圧が下がってしまうため、ぬるま湯を体にかけるなどの応急措置が必要だということです。 もしその後、体調に異変を感じていたら救急車を呼ぶなどをしてください。 そして入浴をする際に気をつけるポイントです。
体調が悪くなる前に「ヒートショック」の対策としてやっていただきたいこととして誤っているものはどれになるでしょうか。 ①浴室だけ温める ②お湯は42℃以上で ➂肩まで長時間温まる 正解は全部になります。実はこれ全部誤ります。 浴室だけ温めるとまた脱衣所との温度変化が起きてしまうので、脱衣所も温めることが必要だということです。 お湯は42℃以上というのも誤りで、やはり40℃以下が良いそうです。40℃以上の熱い湯に使ってしまうと、熱で皮膚の血管が収縮して血圧が一時的に上がって、その後温まっているうちに下がっていって、上下が起きてしまいます。40℃以下でじっくりと温まるのがいいということです。 (高岡解説委員) 今時の人は、防水ケースに入れてスマホでドラマ一本見てる人いますからね。 (黒木千晶キャスター) 1時間~2時間浸かる方も中にはおられますが、冬場は半身浴で短時間、そして入浴前に水を飲むことが必要だということです。
高齢の方だけではなく若い方にも注意が必要です。「ヒートショック」はストレス、睡眠不足や不規則な生活が重なると血圧の変化が起きやすくなってしまって、若者でもリスクがあるということで気をつけないといけません。対策を守っていただいて、急激な温度変化というのを起きないようにしてください。