39歳でも第一線で戦うC・ロナウドについて、マンU時代のチームメイトが語る “変わらぬ野心” 「バロンドールを獲得すると公言していた」
称賛の言葉をおくる
39歳になったクリスティアーノ・ロナウドはサウジアラビアに活躍の場を移しても得点を量産している。現在は6度目のEUROをポルトガル代表として戦っており、チームにおける存在感はやはり偉大だ。 [動画]チームの勝利を優先か C・ロナウドが決定機でB・フェルナンデスのゴールをお膳立て 決勝トーナメント進出を決めたトルコ戦では、試合を決めるチームの3点目をお膳立てしたロナウド。GKと一対一の場面であったため、自らシュートを打ちに行ってもいい場面ではあったが、勝利を確実にするためにパスを選んだロナウドには驚きと称賛の声が寄せられた。 まだゴールこそはないものの、チームにとって重要な役割を担うロナウドについて、マンチェスター・ユナイテッド時代にチームメイトであったガリー・ネビル氏はロナウドのキャリア通算895ゴールに驚きながらも、最大の賛辞を送っている。 「クラブと代表で895ゴールなんて今聞いた話だが信じられない。そんなのおかしい。彼が何点か決めたことは知っていたが、正直なところ、彼のプロ意識には感服した。彼はキャリアの中で、準備に一度も手を抜いたことがない。彼は驚異であり、私たちがこれまでに見た中で最も偉大な選手の1人だ。彼の勝利への献身と決意は信じられないほどで、895ゴールは違法に近い」 またネビル氏によると、ロナウドは若い頃から「世界最高の選手になる」という野心を常に持ち続けていたという。 「まだ不安定なパフォーマンスしかできなかった初期の頃でさえ、彼は『最高の選手になる』という強い決意を抱いていた。私がチームについて考えるとき、彼は私が最初に思い出す選手の一人だ。我々はいつもチームのことについて話す。彼は世界最高の選手になりたかったし、バロンドールを獲得したいと公言していた。そして彼は、自分がバロンドールを獲得した選手になればチームも優勝できるとわかっていた。彼はとても自信に満ちており、彼の成し遂げたことは桁外れだ」(『ITV』より) ロナウドは若い時から並々ならぬ野心を持ってキャリアを歩んできたと語るネビル。これまで記録したキャリア通算895ゴールという数字に驚きながらも、元チームメイトのサッカーへ対する姿勢を称賛した。 39歳という大ベテランになりながらも歩みを止めないロナウドは6度目のEUROでもゴールを奪い、チームにタイトルをもたらせるのか、楽しみだ。
構成/ザ・ワールド編集部