「空に浮かぶ島」が舞台の『マイクラ』風新作『SkyVerse』は、なんとカピバラをオトモにできる。最大4人までの協力プレイにも対応【gamescom2024】
「gamescom 2024」にて、新作サンドボックス系サバイバルゲーム『SkyVerse』が発表された。本作の特徴は飛行船に乗り、「空に浮かぶ島々」を冒険できること。探索やクラフトといったおなじみの要素を踏襲しつつ、本作オリジナルな体験を味わえる作品となることがうかがえる。 【この記事に関連するほかの画像を見る】 電ファミ編集部ではドイツ・ケルンで行われている「gamescom 2024」にて、本作の出展ブースを取材。簡単なゲームの紹介とあわせ、実際にデモ版を試遊する機会をいただいた。本稿では公式情報とあわせ、試遊を通じて見えてきた『SkyVerse』の魅力をお届けしていきたい。 文/久田晴 ■最大4人で遊べるボクセル系サンドボックス。飛行船の船長になって冒険しよう 『SkyVerse』は、空に浮かぶ島々を冒険する一人称視点のサンドボックス系サバイバルゲーム。RPG的な要素も取り入れられており、同じジャンルの代表格『マインクラフト』と比較すると、より冒険や探索を重視したつくりになっている。ストーリーもしっかり入っており、この世界の歴史を解き明かしていくような内容であるとのこと。 サンドボックスを謳うだけあって、周囲の環境は自由に破壊や構築が可能。プレイヤーは飛行船の船長となり、たくさんの島が浮かぶ世界を探検していく。マルチプレイにも対応し、最大4人までの協力プレイで、フレンドと一緒に無限に広がる世界を旅することが可能だ。 探索、戦闘、クラフトといったメジャーな要素はひと通り収録されている模様。特に戦闘に関しては、剣や盾を使った近接戦のほか、魔法を使って戦ったり、錬金術で仲間を支援するプレイングもできるという。世界のあちこちにはダンジョンが点在しており、さまざまな敵と戦いつつ、宝物を探す遊び方も楽しめる。 開発元のEnjoy Studioはポーランドの新興インディースタジオ。過去作には魔女になって島でポーションを作って売ったり、農業をしながら暮らしていく『The Witch of Fern Island』などがある。 ■かわいい「カピバラ」も仲間にできるらしくて嬉しい ボクセルのビジュアル、サンドボックスということでやはり『マインクラフト』を感じる向きが強い本作だが、実際にプレイしてみると「空島を冒険する」というコンセプトにあわせた工夫が見て取れ、独自の面白さを感じることができた。 プレイヤーは自分の乗る飛行船をクラフトでカスタマイズしながら、さまざまな冒険や謎が待ち受ける空島を行き来し、自動生成される広大な世界を旅していく。アイテムのコンパスを使えばいつでも拠点となっている飛行船にワープできたりと、便利な機能も充実している印象だ。 一方で基本システムでは『マインクラフト』に代表されるサンドボックス系を踏襲しているため、操作や遊び方の面では非常に取っつきやすい。先述の通り冒険要素により重きを置いているため、「クラフトよりも冒険がしたい!」という人はハマりやすいかもしれない。 特筆すべき点としては、モブの動物として「カピバラ」が登場する。日本でも動物園や水族館で見ることができ、温泉に入っている姿も印象的なあのカピバラ。ゲーム内でも、これが非常にかわいらしい。 さらにカピバラはゲーム中で相棒にすることもできるとのこと。カピバラと一緒に冒険できる作品となるため、カピバラファンの方も要チェックだ。 ボクセルサンドボックスは『マインクラフト』という偉大な先駆者がいるジャンルではあるが、本作『SkyVerse』は「空に浮かぶ島々」という舞台設定をアレンジとして取り入れ、さらにストーリー面の強化などによって差別化を図っているように見受けられる。 『SkyVerse』は記事執筆時点で発売日などの詳細は明らかにされていないが、Steamのストアページでは早期アクセスの形でリリースすることが予告されている。早期アクセスの開始タイミングで主要なゲーム要素はすでにそろい、マルチプレイにも対応する見込みだ。早期アクセス期間は少なくとも1年は続くであろうとのこと。 気になる方はSteamのストアページからウィッシュリストに登録し、続報にも備えておこう。
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