「Jリーグ→海外」の最高額は? 日本人移籍金ランキング1~10位。1位は小野伸二! その金額は?
欧州各国リーグは、2024/25シーズンに向けた準備を始めている時期で、今夏も様々な移籍市場の動きがある。シーズン途中のJリーグから有力選手が引き抜かれることが多いのもこの時期だ。今回は、Jリーグから海外へ移籍した日本人選手の中で、その移籍金が高額だった選手をランキング形式で紹介する。※移籍金や市場価値、スタッツは『Transfermarkt』を参照。順位が並んだ場合は同サイトの表示順位に準拠。
10位:佐野海舟(さの・かいしゅう) 生年月日:2000年12月30日 移籍先:鹿島アントラーズ→マインツ(ドイツ) 移籍日:2024年7月3日 移籍金:250万ユーロ(約4億円) 今月3日に鹿島アントラーズからドイツのマインツへの移籍が発表された佐野海舟は、Jリーグから海外へ移籍した日本人選手として10位となる250万ユーロ(約4億円)の移籍金が動いた。 佐野は高校卒業後の2019年にFC町田ゼルビアに加入してプロキャリアを始めると、1年目の5月半ばにサイドバックのポジションを獲得し、以降は不動のレギュラーに定着した。2年目以降はボランチとして見事なボール奪取力を見せつけて活躍を続け、2023年に鹿島に移籍。J1でもすぐにレギュラーとなって価値を高め、この夏にヨーロッパへ挑戦することが決まった。 マインツはこの夏、ルクセンブルク代表MFのレアンドロ・バレイロが退団してベンフィカに加入しており、佐野はこの後釜になる見込み。クラブ公式サイトでマインツのスポーツダイレクターであるクリスティアン・ハイデル氏は「ボールキープ力、テクニック、走力に優れ、ファイターとしてのメンタルが我々の中盤を強くする」と紹介した。 長年マインツでディレクターをしているハイデル氏は、岡崎慎司や武藤嘉紀といった日本人選手を間近で見てきた人物だ。佐野の契約期間は2028年までとなっており、それまでに移籍金以上の価値を持つ選手になることが期待されている。