子供と行きたいおすすめ美術館【東京編】 子連れ、親子でアートを楽しもう!
森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス お絵描きした魚が泳ぎだす「学ぶ!未来の遊園地」
麻布台ヒルズに2024年2月にオープンした森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス。ここはアートコレクティブ・チームラボのアート群による「地図のないミュージアム」。境界のないアート空間に全身で没入し、探索することができる。 子供と一緒に楽しみたいのは「学ぶ!未来の遊園地」の《スケッチオーシャン / Sketch Ocean》。紙に魚をお絵描きしてスキャンすると、命が吹き込まれて目の前の海で泳ぎ出す。魚に触れたり、エサをあげることも。魚は部屋を出てミュージアムのなかを泳ぐ。特にマグロは物理的距離を超えて、世界中のチームラボの展覧会の海まで泳いでいく。 帰りには、麻布台ヒルズ内にある《スケッチファクトリー》に立ち寄りたい。ここでは《スケッチオーシャン》で描いた魚を缶バッジ、タオル、Tシャツ、トートバッグなどのおみやげにできる。注文すると、描いた魚が空間内に現れ、制作が始まるとプリンターに消えていくしかけもたのしい。 休憩室あり、授乳室あり(麻布台ヒルズ内)、ベビーカーレンタルあり
思いっきり、迷子になろう 三鷹の森ジブリ美術館
三鷹の森ジブリ美術館は「迷子になろうよ、一緒に。」がキャッチコピーの美術館。ここでは「静かに見なきゃいけない」「触ってはいけない」という美術館でよくあるルールは無し。決められた順路もなく、展示も危険ではないものは触って確かめることができて、井戸の水を酌むなど体験できるしかけに満ちている。どんな風に楽しんでもいい。大人にしばられず、子供たちが好奇心のまま思いっきり遊ぶことのできる空間だ。 地下1階から地上2階までの吹き抜けの大空間、中央ホール。天井のガラスのドームに海を泳ぐ黄色いクジラや、妹たちと泳ぐポニョが描かれ、階段や廊下の手すりには取れそうで取れないガラスの"ふしぎ玉"が輝く。螺旋階段や空中廊下、張り出したテラスが子供の冒険心をくすぐる。晴れた日には窓をあけて光と風が入るこの空間にも、作品の保護より、居心地の良い場としての美術館をつくりたいという哲学が現れている。 地下1階にある映像展示室「土星座」は、初めて映画を鑑賞する子供のための小さな映画館。三鷹の森ジブリ美術館とジブリパークでしか観られないオリジナル短編アニメーションは、子供が楽しめるようほっとするお話が多い。小さな子供が怖がらないように、映画館には窓が設けられ、天井には太陽や飾りの工夫がされている。 チケットは日時指定の予約制、おむつ替えスペースあり、授乳室あり(スタッフに声をかけてください)。館内は階段や狭い場所が多いため、ベビーカーは地下でお預かり。赤ちゃんと一緒は抱っこひもがおすすめです。