三井住友銀行と日本総研、一橋大学と連携しデータサイエンス教育を強化
三井住友銀行と日本総合研究所(日本総研)は、一橋大学と協力し、2025年度から同大学で開講されるPBL(Project-Based Learning)演習に参画する。12月26日に日本総研が発表した。 今回の取り組みは、次世代のデータサイエンティスト育成を目的としている。一橋大学は、2023年度にソーシャル・データサイエンス学部を新設しており、2025年度からは、3年次必修科目として「PBL演習」を開講する。一方、三井住友フィナンシャルグループ (SMBCグループ)は、人材育成を通じた社会貢献と日本の再成長を支援している。 三井住友銀行は、顧客のデータ活用やビジネス課題解決をテーマとしたPBL演習を支援する。データサイエンティストの講師派遣やデータを提供し、学生に対し実際の業務フローに基づいた実践的な学びを提供する。 日本総研は、同行が提供するデータに対し、プライバシー保護のためのデータを作成し、個人の特定ができない形にする。この作業は、日本総研先端技術ラボが、合成データ生成技術を活用して実施する。これにより学生は、実世界の特徴を反映した疑似データを使用して学習するとともに、プライバシー保護の重要性についても学べる。