ワークマンの新作電熱ジャケット、間違いなく買いです!“春を着ている”ようなレべル違いのあったかさ
寒さ対策グッズとして、すっかりお馴染みとなったワークマンの電熱ジャケット「ウィンドコア」シリーズ。この記事では2024年11月発表の最新作「ウィンドコアデュアル4ヒーター透湿防水防寒ジャケット」(7800円)を実際に試した結果をご紹介する。 【もっと写真を見る】
寒さ対策グッズとして、すっかりお馴染みとなったワークマンの電熱ジャケット「ウィンドコア」シリーズ。この記事では2024年11月発表の最新作「ウィンドコアデュアル4ヒーター透湿防水防寒ジャケット」(7800円)を実際に試した結果をご紹介する。 ※ 本記事はワークマンからお借りしたサンプル品の試用結果を基に執筆しており、製品版とは一部内容が異なる場合があります。あらかじめご了承ください。 オレンジ系の明るいデザインがかっこいい 「ウィンドコアデュアル4ヒーター透湿防水防寒ジャケット」はレッドとブラックの2色展開。今回お借りしたレッドは、実際はオレンジに近い色合いで、見るからに暖かそう。目立つ色なので、夜間や降雪時など、視界が悪いシーンとも相性が良さそうだ。 ジャケットの表面は防水加工済みで、多少の雨や雪なら問題なし。袖口も二重カフス構造で、外の冷たい空気をシャットアウトしてくれる。一方、ジャケット内側の湿気を逃がす透湿構造も採用。冬ものにありがちな「暖かいけど蒸れやすい」状況もある程度避けられるのは、嬉しいポイントだ。 体を暖めるヒーターはジャケット内部の背中側と胸側にそれぞれ2枚ずつ、計4枚搭載。電源は内ポケットの端子に繋いだ専用バッテリー(別売)から供給する。 ヒーターのスイッチは右ポケットにあり、背中側と胸側を別々に操作可能。電源のオン・オフだけでなく、3段階の温度調整にも対応している。最高温度は約50度だ。 春を着ているようなクセになる暖かさ すっかり寒くなった12月下旬、比較的気温が低い日の夜に外出して、実際の性能を試してみた。当日の気温は12度。長袖Tシャツの上にこのジャケットを羽織る格好だ。 さっそく、ヒーターのスイッチをオンにして出発。家の鍵を閉めていると、ヒーターがじんわりと熱をもち始めたことがわかる。そのまま10分ほど歩いて公園に着く頃には、最高温度に達したのか、かなり暖かくなっていた。 驚いたのは、この状態でもジャケットの内側が蒸れることなく、とても快適だったこと。筆者はこれまでヒーター入りの上着を複数試してきたが、春の空気を着ているような、やわらかな暖かさと心地よさは初めての経験だ。出かける前は30分ほどで帰宅するつもりだったが、気付くと公園のベンチでスマホをいじりながら1時間以上が経っていた。 寒がりの筆者にとって、冬の屋外で、一切寒さを感じずに長時間過ごせるのは奇跡に近い。もっと早くこのジャケットに出会っていたら、今年の冬コミにも意気揚々と参戦していたことだろう。 コンパクト&スマホ充電対応の専用バッテリー ウィンドコアシリーズのヒーターは、ワークマンが販売する専用バッテリーが必要だ。 おすすめは、今回お借りした「ウィンドコアハーフバッテリー」(4900円)。こちらは重さ約130g、手のひらサイズの軽量・コンパクトボディにヒーター用給電端子とUSB-A、USB-C端子を各1個ずつ装備しており、スマホ用のモバイルバッテリーとしても使える優れものだ。 ヒーターの連続稼働時間は高温モードで約2.2時間、中温モードで約5時間。冬場のちょっとしたお出かけ程度なら、十分な容量が確保されている。 ただし、スマホ用のモバイルバッテリーとしては容量が少ない(3350mAh)ため、あくまで緊急用と考えておいたほうがよさそうだ。 洗濯機と乾燥機はNG このベストの数少ない弱点の1つが、洗濯機や乾燥機を使えないこと。洗う際は手洗い+陰干しとなるため、少し面倒だ。 ワークマン製に限らず、電熱系の衣類は洗濯機・乾燥機非対応が基本だが、最近では別メーカーから洗濯機対応の製品も出ているので、来シーズンこそは手洗いからの脱却に期待したい。 完成度の高い理想の電熱ジャケット ウィンドコアデュアル4ヒーター透湿防水防寒ジャケットは、洗濯関連の制限を除けば目立った弱点もなく、完成度が非常に高い。今シーズンの電熱ジャケットのなかでは、間違いなく”買い”の製品だ。 12月26日時点では店頭販売限定なので、気になる人はワークマンをのぞいてみよう。今なら冬コミにも間に合うぞ! 文● @sumire_kon