サード転向・坂本勇人を支えたGG賞10回の“守備の名手” 苦しむ坂本を救ったアドバイスとは?
今季ショートからサードへ本格的なポジション変更を行ったプロ野球・巨人の坂本勇人選手。守備で苦しむ坂本選手を救ったのは、ある守備の名手の存在がありました。 【画像】ゴールデン・グラブ賞を受賞した坂本勇人選手 春のキャンプでは「(サードは)バッターとの距離も近い分、打球も強いですしそこの難しさは感じています」と慣れないポジションでの悩みを語っていた坂本選手。苦しむ坂本選手は「宮本さんに話を聞いたりして」と、現役時代にショートとサードで10度のゴールデングラブ賞を獲得した宮本慎也さんにアドバイスを受けたと明かしました。 坂本選手が若手の頃から守備の指導をしてきた宮本さん。サードに転向した坂本選手にどんなアドバイスをしたのか聞くと「ボールとの距離をとりなさいと言いました。なんでもかんでも正面にいくのではなくて、打球が速いので自分の中心からちょっと横に置いていく方がとれる」と本来、守備はボールに対して正面でとるのが基本ですが、体の中心から少し横の位置でとり、正面でとることを意識しすぎないようにと、対応について指導しました。 その結果サードとしてリーグ最小の6エラーとなり、自身初めてサードでゴールデングラブ賞に輝きました。 先輩からのアドバイスに救われた坂本選手。「今年自分の成績が全然だめな中で、若いときだったら自分が活躍していなかったら素直に喜べていなかったと思うのですが、心の底からこのチームで優勝できてよかったなと思えた」と今季のリーグ優勝の思いを語りました。 (12月14日放送 日本テレビ「Going! Sports&News」を再構成)