医師たちが、風邪をひいた?と感じたときにしていることを聞いてみた【素敵ドクターズ100名の養生ルーティン⑧】
素敵ドクターズとは、オーバー42歳の若々しくイキイキと輝いている、OurAgeが誇る100人の医師たちのこと。超多忙なはずなのに、ずっと美しく健康でいられるのはなぜ? 皮膚科、婦人科、歯科、形成外科など、それぞれの専門知識を生かしたアドバイスから、本人が実践していること、愛用の私物まで惜しみなく教えてくれる。 体調をくずしがちな季節、体のプロである医師たちも風邪をひくことはある。今回は、自身が「風邪をひいたかも」と感じたときに実践していることを聞いてみた。
風邪の初期に頼るのは、やはり「葛根湯」
風邪のひき始めには「やはり葛根湯」という医師が複数いた。 「葛根湯を内服してすぐに寝ます。風邪のひき始めにはいいと思います」(中崎恵美先生)、「風邪の初期には強い肩こりの症状を伴うことに気づき、葛根湯を服用。体を温めながら、消炎が期待できる葛根湯は自分に合っているようです」(津田攝子先生)など、早めに葛根湯をとることで、悪化せずにすむという声が多く上がった。 ここからは、他の先生方の方法をご紹介。プロならではの知見を生かした風邪対策が満載だ。
高濃度のビタミンC点滴は、疲れたときのカンフル剤!
皮膚科医の髙瀬聡子さんは、自らのクリニックで即効性のある方法を実践! 「高濃度のビタミンC点滴は、疲労回復効果が半端なく、疲れたときのカンフル剤です。風邪をひきそうなときにも効果抜群です。また、夏の日焼け肌があっという間に戻る美白力と、日焼け直後の赤みのある肌にすぐ点滴すると、抗炎症効果でメラニン生成手前でリセットできます」(髙瀬聡子先生)
【教えてくれたのは】 髙瀬聡子さん 皮膚科医。ウォブクリニック中目黒総院長。肌の仕組みや、肌を支える組織に精通。肌トラブルやエイジングへのわかりやすいアドバイスが評判 日本皮膚科学会正会員、日本美容皮膚科学会正会員、日本抗加齢医学会正会員、日本香粧品学会正会員、日本レーザー医学会正会員
卵かけご飯で体温アップ&免疫を整える
身近な食材を組み合わせて、栄養価の高い食事を心がけているのは、麻酔科医の富永喜代さんだ。 「温かい炭水化物とタンパク質をとること。具体的には、卵かけご飯を食べます。炭水化物で一気に体温を上げる即効性を期待します。また、長期的に免疫を整えるため、アミノ酸スコア100の卵はとても有効です。しかも、卵とお米なら買いに行かなくても家にストックがあるので、買い物の人混み疲れからも解放されます」(富永喜代先生)