左肩負傷→48時間で復帰 怪我に悩むドジャース同僚が改めて驚き、大谷翔平は「超人なんだ」
ワールドシリーズ第4戦
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は29日(日本時間30日)、敵地ニューヨークで行われたヤンキースとのワールドシリーズ(WS)第4戦に「1番・DH」で先発出場。試合は4-11で敗れてWS制覇はお預けとなったが、26日(同27日)の第2戦で左肩を亜脱臼し、痛みを抱えたままの強行出場の中で、5回の第3打席に負傷後としては初安打を放つなど4打数1安打だった。米専門局は左肩を負傷した大谷がチームメートに送ったメッセージの内容を紹介。同僚は大谷を「超人」と称し、試合への出場意欲が強いことに衝撃を受けている。 【動画】大谷翔平の初安打の瞬間、妻・真美子さんの反応が「めっちゃ天真爛漫」 逆転サヨナラ勝ちした初戦に続き、第2戦も終盤までリードを奪って試合を優位に運んでいたドジャースだったが、大谷が7回に盗塁を試みた際のスライディングで左肩を負傷。亜脱臼と伝えられ、勝利したにもかかわらず試合後のチームには重苦しい空気が流れた。 当時の状況について、米スポーツ専門局「ESPN」は「ワールドシリーズ:ショウヘイ・オオタニが戻ってくるまでの48時間」との見出しで記事を掲載。本文では、大谷が負傷した後に静まり返っていたバスの車内で、大谷本人からメッセージが届き「いい試合だったよ」「前回はベリンジャーが肩の脱臼を負った。今回は僕が肩を脱臼した。これは世界チャンピオンへ良い兆候だ」などと、4年前のWSでコーディ・ベリンジャーが右肩を亜脱臼しながらWSに出場し、チームを優勝に導いたことなどに触れていた。 記事では大谷が「明後日も全力でプレーするよ」「ニューヨークで会おう」というメッセージを送っていたことも紹介。これについて、自身も長引く腰の怪我に悩まされているというギャビン・ラックス内野手のコメントも伝えた。ラックスは今回の一件で「彼は超人だ。だから、どんなことがあっても、彼が出場する方法を見つけると信じて疑わないんだ」と大谷の肉体だけでなく、精神面もタフであることに、改めて衝撃を受けたという。 本文では、高校時代に肩を亜脱臼し、最終的に手術し回復したというトミー・エドマンが「今温存しても意味がない」と語ったことも紹介。「全力を尽くして、オフシーズンの4か月で回復する。これが我々がプレーする理由だ。ワールドシリーズでプレーするために1年中努力している。だから、我々は出場するためにはどんなことでもするつもりだ」と大谷に限らず、WSに出場する選手が強い意欲を持って臨んでいることにも触れている。
THE ANSWER編集部