青木さやか「杉本彩さんの動物愛護の活動は、法改正から虐待の対応まで、本気度が半端ない。動物に癒されるのでなく、癒やす人になりたい」
◆動物に癒されるより癒せる人間に わたしと彩さんは、「動物愛護」と一言で言っても、やっていることは違うが、向かう先は「動物の幸せ」。ゴールは同じだ。 動物愛護の話をしていると、つい熱を帯びて今すぐどうにかしようぜー!となるせっかちなわたしだが、彩さんは「冷静さも、大事よ」と、エロスを含みながら呟くのだ。貫禄。 いや、『ロンドンハーツ 格付けしあう女たち』の時だってそう。あの頃30代の彩さんも貫禄十分。こちらがぎゃあぎゃあ怒っていても、冷静で低い声で笑っていた。今も昔もさすが杉本彩先輩。 トークショーの中で、わたしは「動物に癒されるより癒せる人間になれるように」と話した。 希望も自戒も込めて、そう思っている。
青木さやか