再び盗塁王の輝きを…阪神秋季キャンプで中野が細部にこだわり走り込む
高知・安芸で行われている阪神の秋季キャンプで4日、中野が盗塁練習に精力的に取り組んだ。1年目には30盗塁でタイトルを獲得したが、年々数を減らし4年目の今季は自己最少の六つ。企画数自体が減っているだけに「来季はどんどん挑戦したい」と意欲的だ。
筒井走塁チーフコーチの指導で一塁から二塁までひもを直線状に置き、真っすぐに走る意識を高めた。野手のタッチをかいくぐるため、ベースの右端をめがけて滑り込むなど細部にこだわった。
今季はサインが出ても動けないケースも多かったといい、「盗塁王になった時の感覚を思い出す感じで取り組んだ。スタートを切る勇気を持つには根拠が必要」と中野。輝きを取り戻すため、秋から走り続ける。(細田一歩)