【地方移住STORY】北海道に移住。ワイナリーとジュエリーディレクターを兼業
キャリアや人生を見直した結果「地方移住」を決める人が増えています。自分らしいワークライフバランスを移住でかなえた女性たちの暮らしぶりをレポート。今回は、北海道に移住したフリーランスディレクター 田上陽子さんにお話を聞きました。 【写真】地方移住STORY 移住者の暮らしぶりをレポート
仕事と生活を見直した矢先にワイン醸造家と結婚。二拠点を経て完全移住
●フリーランスディレクター 田上陽子さん(42歳) ■TOKYO →→ HOKKAIDO 25歳 PR代理店に勤務 30歳 マッシュビューティーラボに入社。スキンケアブランドを立ち上げる 35歳 メイクアップブランドを立ち上げる 39歳 独立。ジュエリーブランドを立ち上げる 40歳【移住決意】結婚。東京と北海道の二拠点生活を開始 41歳 北海道に完全移住。出産 ■田上さんの移住ポイント ☑︎「どこにいても働ける自分」を構築した 「1年かけてオンラインでも働ける体制を整えて独立。移住前に立ち上げた、ジェリーブランド『ENEY』のディレクションは、今後も大切にしたい仕事軸の一本です」 ☑︎1年間の二拠点生活を準備期間に 「1カ月の約半分を北海道で過ごすという二拠点生活を、約1年とリミットを設けて実施。この間に、移住先の生活が自分に合うかや、東京での生活の整理をしました」
想像もしなかった未来だからこそウェルネスを実践できている
■自らの手で一つひとつ丁寧に作り上げる本質的な豊かさ PR業界を経て入社したマッシュビューティーラボ時代にオーガニックコスメブランドやメイクアップブランドを立ち上げ、多忙を極めた田上さんは、39歳で独立を果たした。 「ウェルネスを発信する側にもかかわらず、当の私は仕事中心。自分の生活がおろそかになっていることに矛盾やジレンマをずっと感じていて、暮らしを見直したかった。想像できない未来に進んでみたいという思いでフリーランスになりました」 コロナ禍を機に、日本国内を旅するようになっていた田上さんは、独立後すぐに、旅先の北海道でワイナリーを経営する現在のパートナーと出会い、結婚。移住を決める。 「1年と期限を決めて、まずは東京との二拠点生活をスタート。その期間に、東京での仕事を整理し、北海道の気候や生活スタイルに自分を慣らしていきました。正直、コンビニが徒歩圏内にあり、タクシーがすぐにつかまる便利な東京の生活とは正反対のこちらの暮らしは大変なことも多い! でも、そのギャップにも意外とすぐに慣れました」 現在の仕事は、パートナーが運営するワイナリーの業務と、独立後に立ち上げたジュエリーブランド「ENEY」のディレクター業の二軸。