まもなく人類は電気を食べるようになる…かも #CES2025
こう見えて食ガジェットです。 米国ライスベガスで開催されている、テクノロジーの見本市「CES 2025」。その会場では日本企業の新しいテックも数多くみかけられます。 ユカイ工学のブースで見つけたのは…ネックバンド式のヘッドホン? いやいや、違うんです。その名も「電気味覚プロダクト」。 味覚味の素と共同開発したアイテムで、首に下げて、アゴにパッチのようなものを貼ることで、人が口に入れた食品の味を電気刺激で増強してくれるんだとか。 つまり電気的な味覚のブースト。電解質(イオン)の動きをコントロールすることで、舌で感じる「味」もコントロールしているわけですね。
もぐもぐ中も味覚ブーストが続く、塩分制限にいいのでは?
今はデザインのみの参考出展なので試せませんでしたが、ちょっとの塩分でもちゃんと味がブーストされれば、薄味でも満足感が得られます。高血圧や腎臓病など、減塩を必要とする食生活をサポートしやすくなりますよね。 同様のコンセプトとして、カトラリー形態のプロダクトもありますが、そちらは装着しなくていい分お手軽だけど、口に入れている間しか味覚ブーストがかかりません。一方でこちらはパッチを貼っているため、味覚ブーストが長く続くのが特徴となっています。 もぐもぐしている間も、ずっと(電気的に)美味しい。最高か? いやぁ…最近のテック、いよいよドラえもんの世界に近づいてきたよねぇ。 CES2025で見つけた最新AIプロダクトのトークイベント、1月23日開催 登壇者は、國本知里(Cynthialy 代表取締役)、西谷茂リチャード(ギズモード・ジャパン インターナショナル&事業開発チーフ)、小林優多郎(Tech Insider編集チーフ)。 くわしくはこちら Source: ユカイ工学
小暮ひさのり