【朝日杯FS・人気薄好走の理由】大健闘!GⅠ初騎乗の吉村誠之助が9番人気ランスオブカオスを3着に導く
[GⅠ朝日杯フューチュリティステークス=2024年12月15日(日曜)2歳、京都競馬場・芝外1600メートル] 2歳馬によるマイルGⅠは川田騎乗で5番人気のアドマイヤズームが快勝。2着には2番人気のミュージアムマイルが入ったが、ルーキー吉村誠之助騎乗で9番人気のランスオブカオス(牡・奥村豊)が外から末脚を伸ばして3着に食い込む大健闘を見せた。 スタートを五分に出ると、道中は中団の馬群を追走。勢いがついた4コーナーでややブレーキをかけるシーンがあったものの、直線に入ってから冷静に立て直して俊敏に進路を切り替え、最後は外から差を詰めた。2着と2馬身半の差があったとはいえ、キャリア1戦の馬と1年目ジョッキーのコンビとしては大健闘といえる銅メダルだ。 吉村は「能力を示すような競馬ができました。折り合いをクリアしてくれましたし、ゲートも無事にこなしてくれました。センスがありますね。キャリア2戦目で能力を十分に発揮してくれて、自分のアクションにもしっかり応えてくれました」と納得の口ぶり。続けて「結果的に位置取りの差が出たかなと思いますが、それでも3着。馬が頑張ってくれました」とパートナーをたたえた。 デビュー年のGⅠ初騎乗Vという史上初の快挙こそ逃したものの「またすぐに乗りたいと思うような舞台でした」と初々しく次の機会に思いをはせていた。
東スポ競馬編集部