【PSYCHIC FEVER・小波津志】「いつかCalvin Kleinの下着モデルになるのが夢です」
「真剣にマスターしようと思った語学がタイ語でよかったな~って思います」と目をキラキラさせながら話す姿は、まさに微笑みの貴公子。語学習得法に関しては、「日本では英語の授業も受けていましたけど、机に向かっての勉強と、生きた語学って全然違う」と力を込める。
❸別人級のON/OFF
語学をマスターするなら、日本で何百時間も勉強するより、現地に行っちゃったほうが絶対に早く身につくなと思いました。 それに僕、タイで生活したおかげで、性格まで変わったんです! 3年前ぐらいまではどちらかというと内気な方で、人に対しても積極的にコミュニケーションをとるというよりは、受身なことが多かった。知らない人に挨拶なんてしたことがなかったんですが、タイでは、道ですれ違った人と目が合うと、その人が全然知らない人でも、必ず「サワディーカップ」(※おはよう、こんにちは、こんばんはを含む、ときと場所を選ばない万能の挨拶)って言うんですよ。この言葉を口にすれば、誰もが自然と笑顔になれる。その文化がすごくいいなぁと思って。真似しているうちに、性格がフレンドリーになっただけじゃなく、考え方もポジティブになった気がします。 あ、考え方は、メンバーのお陰でもあるけど。 元々、知らないことを追求するのは好きなんです。今は、行かせていただく国の言語にできるだけ寄り添いたい気持ちが強くあるので、英語の勉強もしているんですが、アメリカでわからない英単語を耳にしたら、「それってどういう意味ですか?」ってすぐ聞くようにして、その後に、「タイ語では何ていうのかな?」とか必ず考えます。「ティッシュください」とか、そういう日常会話を大事にしていて。ティッシュって英語で何て言うんだろう? ハンドソープって、タイ語で何て言うんだろう? 最初に英語で言ったあとに、タイ語では?とかも聞いて、二つの言葉を同時並行的に覚えていったり。今は脳内で日本語を外国語に翻訳するとき、英語よりも先にタイ語が出てきます。 数年前まで内気な性格だったとは意外。人前に出る仕事を選んだからには、自己を表現することはもちろん、少なからず「俺を見ろ!」的な目立ちたがり精神はあったのではないだろうか。 僕、その「俺を見ろ!」が昔から苦手で(笑)。普段は内気だったからこそ、内側に隠していた自分のエネルギーを表に出すことができるのが、ダンスや歌だったと思うんです。でも、今でも、普段の生活で「僕はこうだ!」って主張したり表現したりするのは全然得意ではなくて。パフォーマンスのときは、スイッチが入って別人になるんです(笑)。でも、それが本来の自分なのかもしれない。まだ僕らのパフォーマンスを観たことがない人は、ぜひ、こうやって話しているのとは別人の僕を見てほしいです!
❹美BODY
毎日欠かさないのは、プロテインを飲むことです。筋トレもしてますが、基本ジムに行くことが多いので、毎日ではないです。ジムでも、身体を大きくするっていうより、自分が本来持っている身体の特徴を大切にしながら、その個性を研ぎ澄ませていきたい。筋肉は好きだし、筋トレも好きなので、めちゃくちゃ頑張ってますけど、理想はあくまでナチュラルな、下着1枚でかっこいい身体! これ……言うのがちょっと恥ずかしいんですが、いつかCalvin Kleinの下着モデルになるのが夢です。
講談社 ViVi