【独自解説】「いつまで昭和の政治を引きずりますか?」支持率の急落がとまらない岸田政権に、泉房穂前明石市長が物申す!「岸田さんは思い切って人間変わったつもりで政治をやったらどうですか」
Q.泉さんの意見を受けて、どうですか? (有馬氏) 「難しいんですけども」 (泉氏) 「いや、有馬さんには『難しい』ではなく『良くない』と言ってもらないと」 (有馬氏) 「そうなんですけど、非常に理にかなっているんです。というのも、派閥のお金を餅代や氷代で配りますが、そのお金はどうするかというと、幹部が主に集め、子分たちも一生懸命集め、パーティー券も売って、その分担金が回ってくるという“循環”があります。それを沢山やればやるほど派閥にとっては『有能な人』という見立てになって、出世していくという感覚が何となくあるので、みんなが頑張る。しかし、そういうところに問題があったので、『これから人事などは派閥単位ではやらない』と首相は言っているのですが、では400人近くの議員をどうやって吟味して大臣にするのかというのが、難しいところです」
政策活動費について岸田首相は、選挙中に「党勢拡大・政策立案・調査研究等に支出している。全額を政治活動のために支出していれば、納税の申告は必要ない」と話しています。 Q.選挙中に「党勢拡大」といわれると、氷代・餅代プラスアルファでお金が出ているのではと疑ってしまうのですが、いかがですか? (泉氏) 「私も国会議員をかつてやっていましたけど、そういう話はよく聞きましたから、実際現金が飛び交っているのが現状です。いつまでそんな政治やりますか、という論議だと思いますけど。さすがにもう令和ですから、いつまで昭和の時代を引きずりますかと、私は思います」 Q.河井議員が捕まったというのもあって、想起させてしまいますよね? (有馬氏) 「私も河井議員の話をしようと思っていました。チラシを何回も全軒に投函するわけですが、そのチラシ代と投函する費用だけで自民党から1億5000万円ぐらい出ていたというのが、あのとき明らかになりました。『お金さえあれば、そういうことをいくらでもやりたい』『当選したい』という思いが、特に自民党の議員には強い人が多いのではないでしょうか」 Q.それは『政治活動費』だから、問題ないのですか? (有馬氏) 「はい。いろいろありますが、例えばチラシや新聞を印刷して配ることは、政治違反にならない部分があって、『党勢拡大のため新聞を拡張する』というような意味合いで取ることもできます」 Q.政治資金規正法と国民感覚のズレみたいなものが、根本にあるわけですよね? (泉氏) 「今のお話しでも、印刷費そのものの紙代はしれています。それに切手を貼って送るから高いのであって、ポスティングはボランティアでやれば、お金はほとんどかかりません。また、今はネットの時代ですから、同じ情報をネットで発信すればほぼ無料です。やり方次第でお金はいくらでも抑えられると思います」