【物議】「なぜ女がこの部署にいる?」「君たちは旗本だ!俺を守れ!」福岡・宮若市の塩川秀敏市長に対する不信任決議案が提出!“ハラスメント市長”に議会が出した決断は?
福岡・宮若市の塩川秀敏市長(75)は、高校教諭や福岡県議会議員を経て2022年3月に市長に就任しましたが、2023年12月に実施された市の職員へのアンケート調査で約6割が「市長のハラスメントを見聞きした」、約2割が「ハラスメントを経験した」と回答するなど“ハラスメント”が問題となっています。 【“ハラスメント”詳細】「女を一掃して男だけの部署に」「相手の気持ちはどうでもいい、僕の気持ちが大事」福岡・宮若市の塩川市長に女性軽視発言連発の“ハラスメント疑惑” 聞き取り調査実施も「私は“昭和の人間”」【写真はこちら】
具体的なハラスメントの内容として、「『この仕事に向いてないよ、仕事変わるか?』と数回言われた記憶がある。机を大きく叩いて相手を威圧など、ハラスメントが日常化」「業務の打ち合わせ中に、『なんで女性がこの部署にいるのか、全く意味がわからない』などと言われた」「『君たちは旗本だ!俺を守れ!』と一方的に話していた」といった声がありました。
2024年2月2日、塩川市長は取材に対し「私は“昭和の人間”。どうしても自分が育ってきた環境で判断していく。しかし時代が変わっているので、一人ひとりの人格や価値観を尊重していくことは大事なこと」と話し、更なる波紋を呼ぶ事態に。
2月8日に行われた職員の権利を保護する「公平委員会」ではハラスメント行為が認定され、市長には改善を求める「勧告書」が通知されました。そして15日、調査権限の強い「百条委員会」で証人尋問が行われました。 Q.「女性はダメ」「化粧をしていないのか」などと発言しましたか? (福岡・宮若市 塩川秀敏市長/百条委員会での尋問で) 「『女性はダメ』ということはない。『化粧していないのか』というのは、顔を見て私は言うことがある」 Q.「政策部署に女性は要らない」と発言しましたか? (塩川市長/百条委員会での尋問で) 「女性は要らないとは思っていない。女性の意見は非常に大切にしている」
塩川市長は百条委員会終了後、「こういうふうに職員が思っているのかということは、重々わかりましたので、今後、私がしっかり応えていく。改めていくということは、課題だと思っている」と発言。辞任については否定しましたが、16日の市議会で、塩川市長に対する不信任決議案が提出されました。
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