2区区間賞は青学大の鶴川正也!「ホッとしています」鮮烈スパートで創価大・吉田響抑え出雲に続く区間賞/全日本大学駅伝
◇第56回全日本大学駅伝(11月3日/愛知・熱田神宮~三重・伊勢神宮:8区間106.8km) 【レース速報中】全日本大学駅伝の展開をこちらからチェック! 大学駅伝ナンバーワンを決める全日本大学駅伝が行われ、2区(11.1km)区間賞は青学大の鶴川正也(4年)が獲得した。 1区トップの日体大を1km過ぎに捕らえた後方集団。7km付近からは、青学大の鶴川と、創価大の吉田響(4年)によるつばぜり合いとなる。「吉田響くん強くて、僕はまだまだ弱いので引っ張ってもらうかたちになった」と鶴川。9km手前で鶴川が前に出るが吉田も離れない。さらに10.9kmで吉田が一気に前に出るも、鶴川がさらに持ち味のスピードを見せて鮮烈なスパートを決めてトップでタスキをつないだ。31秒04は前回の佐藤圭汰(駒大)の区間記録にあと3秒に迫る力走。一気にトップに立った。 鶴川は今年の日本選手権5000mで13分18秒51と、当時の屋外学生日本人最高をマークして4位に入るなどスピードが持ち味。関東インカレ(2部)5000mも制している。九州学院高時代には全国高校駅伝1区区間賞を取っていたが、青学大では駅伝でなかなか結果を残せていなかった。全日本大学駅伝は今回が初出走。学生ラストイヤーで出雲駅伝1区に続いて、連続区間賞と本領発揮している。 「区間賞目標にしていたのでホッとしています」と安堵の表情を浮かべ、3位となった出雲駅伝のリベンジのため「トップで渡して後ろと差を付けるのが目標でした」。競り合った吉田について「次に一緒に走る時は前に出る展開をして、一緒に強くなりたい」とライバルを称えた。 1秒差で創価大・吉田が続き、東京国際大のアモス・ベット(2年)が31分37秒で区間3位だった。
月陸編集部