最新の折りたたみモデル「motorola razr 50」が日本で発売。「縦折り」にかけるモトローラに未来はあるか?
折りたたみスマートフォンの注目度は日本と海外で温度差がある。iPhoneの発売も間近に迫った9月17日、モトローラは最新折りたたみモデル、motorola razr 50(ソフトバンク取扱モデルはrazr 50s)を発表した。razr 50は折りたたんだまま、あらゆるアプリが操作できる3.6インチの外部ディスプレイが特徴だ。競合端末と同様にAI機能を充実させている。日本でも徐々に増えつつある折りたたみ端末だが、その市場をけん引するパワーはあるのだろうか。 【写真で見る】「motorola razr 50」を折りたたんだ形は?本体カラーはスプリッツオレンジ、サンドクリーム、コアラグレイの3色展開
■外部ディスプレイはマニア向け? Galaxy Z Flipなど、縦折りタイプの折りたたみスマホは、サブディスプレーの用途が限られていたが、razr 50は前モデルに続き、ここをメインとして使える自由度を設けている。 例えばGoogleマップや決済アプリなど、日常的に使用するアプリを閉じた状態で操作できる。各アプリがこの画面サイズにカスタマイズされているのだが、そうでないアプリもある。どのアプリが快適に使えるかなど、マニアの人は試すのが楽しいかもしれない。
razr 50の本体は、マットな金属フレームと合成皮革を取り入れた、なめらかな手触りでプレミアム感を演出している カラー自体はグローバルで発表済みのモデルと同じだが、日本市場向けにおサイフケータイ対応やIPX8防水性能の追加など、ニーズと市場トレンドを反映させたカスタマイズが施されている。なお、心臓部にはMediaTek製プロセッサーの採用し、価格を抑えている。 ■ソフトバンクの販売戦略 価格は、オープンマーケット(SIMフリー)版とソフトバンク版で異なる。オープンマーケット向けのMotorola razr 50は、モトローラ公式オンラインストアで13万5800円(税込)で販売。一方、ソフトバンクが独占販売するrazr 50sは、端末価格11万5200円(税込)とやや安めの設定だ。