最新の折りたたみモデル「motorola razr 50」が日本で発売。「縦折り」にかけるモトローラに未来はあるか?
ソフトバンクは48回割賦購入で新規契約・乗り換え・機種変更のいずれの場合も、最初の1年間(1~12回目)の月々の支払いを3円に設定している。加えて、1年後に端末を返却すると残債が免除される端末購入補助プログラムを導入している。 もし1年だけこの端末を使うとして場合、実質的な利用コストは端末代金として1年間で36円(月額3円×12ヵ月)に加え、有料補償サービスの1年分の利用料と早期返却手数料が必要となる。ユーザーは比較的低コストで最新の折りたたみスマートフォンを1年間使用し、その後、新しいモデルに乗り換えることもできる。1年後の買い替えを促す仕組みにより、最新モデルへの需要を継続的に創出する狙いもある。
motorola razrは、往年の人気携帯電話モデルの名を冠した製品だが、モトローラは今回、若年層、特にZ世代をターゲットに据えている。モトローラモビリティジャパン合同会社の社長、中田正一社氏は、以下のように説明している。 「現在、コストパフォーマンスを重視する10代を中心に、幅広い年齢層に製品を使っていただいています。しかし、これからの市場をけん引する20代、30代の消費者層に、まだモトローラの認知度が低いのが現状です。そこで、まずはブランドを知っていただくことが重要だと考え、今回ブランドアンバサダーとして目黒蓮さんを起用しました」
この戦略の一環として、モトローラは十数年ぶりにテレビCMの展開を決定。新たなブランドアンバサダーとして人気俳優の目黒蓮を起用し、イメージの刷新を図る。 ■20年の進化が描く折りたたみの未来 開発者にも話を聞いた。モトローラ・モビリティのカスタマーエクスペリエンス&デザイン ヴァイスプレジデント、ルーベン・カスターノ氏によると、razrシリーズのスマートフォンとして5世代目となる今回のモデルについて、開発チームが最も注力したのは「継続的な洗練と成熟」という。