「博多のカリスマ占い師」が後進育成に本腰 世にも珍しい“フランチャイズ化”を進める理由「本物を育てたい」
「博多のカリスマ占い師」として多数のメディアに取り上げられ、書籍も出版しているミセス・ヒロコさんが後進の育成に本腰を入れ、フランチャイズ化を進める。福岡市内で会社を経営し、主宰するサロンで占いスクール事業も行っていたが、今回のように占いをFC展開するのは全国的にも珍しいとのこと。自身が確立した独自のタロット占いを惜しみなく伝授し「本物を育てたい」と意気込んでいる。 【写真】デザイナーの桂由美さん(故人)をはじめ、著名人とも親交が深いヒロコさん
世は「令和の占いブーム」
混迷の時代。コロナ禍に起こった「令和の占いブーム」は、いまも続いているそうで「博多のカリスマ占い師」と言われるヒロコさんの元にも悩み相談が絶えない。 「件数は確実に増えていますね。先行きの見えない不安の中で、自分がどうしたらいいのか迷っている人が多いんだと思います。立場上、言えること、言えないことがありますが、訪れる人は一般の人から政財界、スポーツ界、芸能界など様々。予約が受けられないときもあるんですよ」
占いのプロを育成し、FC化へ
その一方で老若男女を問わず、占いそのものを職業にしたいという人も増えているそうで、その声に応え、ヒロコさんは本格的に事業展開することにした。これまでも福岡市内で会社を経営しながら占い師養成スクールも運営していたが、今回はさらに踏み込み、プロとして独立してもらう養成講座を設置。修了者に対し「ミセス・ヒロコ」の看板でFC化を進める計画だ。 「占いという分野も人を助け、救うこともできると多くの方からの指摘もあり、そろそろ後進の育成に力を入れなければいけないと思うようになりました。卒業生が占い師として本業にするのか、副業にするのかは問いませんが、本物を育てたい。占い師は年齢制限のない一生涯の仕事、定年のない職業ですし、男女問わずにいいと思います」
独自のタロット占いで評判に
ミセス・ヒロコさんと言えば、透視リーディングタロットで有名だ。的中率が高いと評判となり、2010年、11年には「今年のヒット大賞」スピリチュアル部門で紹介された。そこから福岡のメディアを中心に数多く取り上げられ、西鉄バス車内の週間占いも長年にわたって担当。2014年には福岡市主催のイベント「歴女サミット」の中で、当時NHK大河ドラマで注目されていた軍師黒田官兵衛を、動作解析などに利用されるモーションキャプチャによって”透視”したこともある。 その一方で人脈も幅広く、2016年にブライダルファッションデザイナーの桂由美さん(故人)が「苦難を乗り越えて幸せになってほしい」と願い、熊本地震の影響で結婚式を中止したカップルのために開いた式に賛同。手づくりのブーケを提供したこともある。