【動画】31日の天気 - 台風10号 新たな大雨災害に警戒 東海で線状降水帯発生のおそれ（31日7時更新）
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台風10号は、各地に危険な雨をもたらしていますが、動きが遅すぎて影響が長引いています。きょう31日(土)は、近畿やきのう記録的な大雨になった東海や関東を中心に、雨の量が多くなるおそれがあります。すでに大雨になっている所にさらに降るため、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫など一層、警戒が必要です。大雨には、週明けにかけて、警戒を続けてください。
台風10号は、今後もゆっくりとした速度で進むでしょう。あさって(月)にかけて紀伊半島付近まで進み、熱帯低気圧に変わる見込みです。ただ、勢力が弱まったり、熱帯低気圧に変わったりしても、大雨を降らせるパワーは残っています。週明けにかけて大雨への警戒が続きます。
台風本体の活発な雨雲は次第に近畿から東海、夕方以降は関東まで進む可能性があります。きのう、記録的な大雨になった東海や関東では、あす(日)にかけて活発な雨雲が停滞し、さらに雨量が増えるおそれがあります。きのうのように局地的に一気に道路が冠水するような雨の降り方になりそうです。竜巻などの激しい突風などにもご注意ください。
あすの朝にかけて降る雨の量は、多いところで、東海は300ミリ、近畿が200ミリ、関東甲信で150ミリなどとなっています。東海では、あす(日)の午前中にかけて線状降水帯が発生し、大規模な災害が発生するおそれがあります。そのごも東日本を中心にさらに雨量が増える見込みで、新たな災害や被害の拡大に警戒が必要です。
一方、九州は晴れ間が戻り、鹿児島で最高気温が36℃と猛暑日が復活しそうです。雨が止む地域でも、災害が遅れて発生する場合があるため、引き続き、急な斜面や川など危険な場所には近づかないでください。近畿や東海を中心に強風や高波にも注意が必要です。北日本も、秋雨前線などの影響で、断続的に雨が降り、大雨になるおそれがあります。（気象予報士・丸田絵里子）
