ブライトン・ライダーS510インプレッション 高機能サイコンの生き残る道|Bryton
Bryton Rider S510
価格:35、750円(税込、基本セット)、45、650円(税込、トリプルセンサーセット)。 基本セット(35、750円)には、本体のほか、USBケーブル、ハンドル・ステム用のバイクマウント、脱落防止ストラップが付属する。センサーキット(45、650円)は心拍センサー、スピードセンサー、ケイデンスセンサーがセットとなる。オプションとしてアウトフロントマウント、プロテクションカバー、ガーミンマウントへの変換キットもある。 製品詳細はこちら。
オプション アウトフロントマウント
4、400円。 オプション設置のアルミ製のアウトフロントマウント。オフセットさせて取り付けられるので視野の移動が少なく、操作がしやすくなる。 製品詳細はこちら。
ライダーS500から進化し、より見やすく、より長寿命になったS510
左がライダーS510 右がライダーS500。 今回俎上に載せるライダーS510は、2022年に発表されたライダーS500の後継機。ブライトンのラインナップでは上から2番目のモデルとなるが、ナビ・トレーニング関連の機能を全部乗せしつつ軽量コンパクトに仕上げたもので、シリアスなトレーニングからレース使用にも適する。 前作S500からの変更点は、まず画面サイズ。2。1インチから2。8インチに拡大されており、より見やすくなった。拡大されたのは主に横幅で、これはリヤビューレーダーを左右どちらかに表示するため。もちろんカラー液晶のタッチスクリーンで、周囲の明るさに反応して画面の明るさが自動的に調整されるため、どんな状況でも画面を読み取りやすい。 画面拡大に伴ってバッテリー容量も増えており、稼働時間は前作の24時間から最長30時間へ。そんなハード面でのブラッシュアップと為替の影響によって、前作より価格は多少上がってしまったが(本体価格29、700円→35、750円)、それでも同クラスの他社と比較すると安価に抑えられている。
アジア、オセアニア、ヨーロッパの地図がすでにインストール済み
正規代理店を通して日本で販売されるライダーS510には、アジア、オセアニア、ヨーロッパの地図がすでにインストール済みで、購入後すぐに使用可能(その他の地図も無料でダウンロードできる)。ルート作成は、デバイス上はもちろん、アプリやストラバ、Ride With GPSなどで可能で、スマホと連携させれば目的地を音声で入力することもできる。また、万が一バグによって記録が停止した場合、前作はそれまでのデータが消えてしまっていたが、新型ではデータを修復して切れ目なく記録し続けられるよう改善された。 さらに、走行中にルートを外れた際のリルート機能や、コースを逆走するリトレース機能なども充実。リアルタイム位置情報共有システムのライブトラックや、デバイス上で仲間と繋がるグループライド機能(仲間のライブデータやメッセージの送受信可能)なども前作から引き継がれている。