50代を前に処分した「ファッションアイテム」3つ。コツは“過去への執着”を手放すこと
年齢を重ねて「これどうしよう?」と悩んでしまう服やファッション小物がありませんか? 暮らしと空間を整える整理収納サービスを行う片づけのプロ・森麻紀さんによると、過去の自分が選んだアイテムにこだわるより、今の自分にぴったり合ったものを選ぶ方が、暮らしも心ももっと快適になるそうです。今回は、50歳を目前に控えた森さんが、40代で処分してよかったと感じたファッションアイテムを3つご紹介します。
やせたら着よう!と思っていたもの
妊娠を機に着られなくなった服。40歳になる頃には、「体型の変化は、もはや妊娠出産のせいだけではない」ということに気づいたので処分できましたが、その後買った服はまだ大丈夫なんじゃないかと思っていました。 でも、気づくとそこからもうすぐ10年…。年々やせにくくなったのを実感している昨今。体重が5kg減ったときでも体型にさほど変化はなく、とくに太もも~お尻のサイズが重要なジーンズはきれいに履きこなせない状況に…。 しかし、やせるために運動をめちゃくちゃがんばることも面倒なのでやらない、窮屈な服を着るのもイヤ。そこで体型だけではなく、そんな自分の性格も受け入れることに決めたら、クローゼットにあきがたくさんでき、新しく買った服の収納も困らず、ゆとりがあるので衣替えもラクになりました。
たとえ小さなことでも、痛みや違和感を抱いたもの
若い頃は、がまんもおしゃれの一環だ! くらいに思っていましたが、30代の頃にはもうその気持ちも少しずつなくなったという方も少なくないのではないでしょうか。その当時、処分したのは痛みの出る靴や重さのある上着。あとは、気に入っていてもじつは毛玉が気になっていたもの。 でも、がまんとまではいかないもの、少しの違和感を抱いているにもかかわらず40代になっても身に着けているものが私にはありました。それがネックウォーマーです。 寒さ対策として一般的には重宝されるものですが、私の場合はマフラーと違ってネックウォーマーはつけっぱなしにしがち。そのため常に触れている首のところが緊張して首が凝ってくるのです。首元ゆるめのも使ってみましたがそれもダメでした。 原因はわかっていても、一度つけると取るのは面倒くさいし、静電気も気になって髪型がくずれるのもイヤ…。その結果、そのままになりがちになりました。それならばと、いっそのこと使えないようにと処分。冬の首コリの悪化は寒さのせいだと思っていましたが、原因はそれだけではなかったようです。 つい最近では、ヘアピン(アメピン)に痛みを感じていました。いつもは先が丸くなっているものを使っているのですが、買いたしたものは先が丸くなっていないので、たまに頭皮に刺さって痛かったのです。 毎回痛いわけではないので2~3か月使っていましたが、やはりこれはがまんするものじゃないなと感じて手放しました。おかげで、恐る恐る使っていた小さなストレスがなくなりました。