東京都の小池百合子知事は4日、記者会見し、新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない現状を受け、企業、大学、イベント主催者、都立学校での部活動などで徹底した感染予防対策を講じるよう強く呼び掛けた。 【会見動画】東京・小池知事が臨時会見　1都3県で時短・外出自粛要請へ

会見する小池都知事

　企業に対しては、「今月からテレワーク緊急強化月間を設定する。都内の企業のテレワーク導入率6割以上となることを目標にする」と主張。「事業者には週3日、社員の6割以上のテレワーク実施を要請していく」という。また、企業には「飲み会なしと社員に呼び掛けてください」と訴えた。 　都庁でも、「1月8日までとしていた原則週4日のテレワークをこの後も継続する。時差出勤も継続する」と述べた。 　イベント開催についても「延期、オンライン開催、規模の縮小、無観客を検討してもらいたい」と要望。「成人式のシーズン。スポーツなどのイベントもある。その後の会食はなしにしてください」と参加者側にも呼び掛けた。 　大学についても「オンラインを最大限活用した授業をお願いします」としたうえで、「若い世代の感染が多くなっていることが大きな課題になっている。学生には飲み会なし（だと）強く呼び掛けてもらいたい」とした。 　都立学校については、「感染防止対策を徹底しながら学校運営を継続していく。対面指導と家庭でのオンライン学習の配分を変更するなどの対応をしていきたい」と語った。また「部活動、合唱などの飛沫感染の可能性の高い活動は中止としてください」と述べた。「小中学校は、引き続き感染症対策を徹底しながら学校運営を継続してもらいたい」とした。