左投げ右打ちで通算1406盗塁の「史上最高の1番打者」リッキー・ヘンダーソン氏が65歳で死去
アスレチックスなどで史上最多の1406盗塁をマークしたリッキー・ヘンダーソンさんが21日(日本時間22日)、死去したと、親友だった同じ野球殿堂入りのデーブ・ウィンフィールド氏が自身のインスタグラムで伝えるなど、複数の米メディアが報じた。65歳だった。 【写真】思い出の2ショットで追悼 左投げ右打ちという特異なバッターだったヘンダーソン氏は1979年、弱冠20歳の時にアスレチックスでデビュー。4年目の1982年には、メジャー史上に残る前人未到の大記録、シーズン130盗塁をマーク。通算得点2295、初回先頭打者アーチ81本もともにメジャー歴代1位で、「メジャー史上最強の1番バッター」と言われた。 1979年から2003年、43歳まで大リーグでプレー。アスレチックスのほか、ヤンキースなど計9球団に在籍。メジャー通算は3055安打、打率2割7分9厘、297本塁打、1115打点。アスレチックスのリーグ3連覇に貢献した1990年にはア・リーグMVP、盗塁王12回、シルバースラッガー賞3回、オールスター10回、1989年アスレチックス、1993年ブルージェイズと2度のワールドシリーズ制覇。1989年のリーグ優勝決定シリーズではMVPにも輝いている。 2009年には野球殿堂入り。現役時代の背番号「24」はアスレチックスの永久欠番となっており、オークランドコロシアムの別名はリッキー・ヘンダーソンフィールドとなっている。
報知新聞社