子どものお小遣いを「電子マネー」で渡そうと思っています。ママ友に「危なくない?」と心配されましたが危険でしょうか?メリット・デメリットを教えてください。
子どものお小遣いを現金ではなく、電子マネーで渡すという方法があります。電子マネーとは「電子データ化されたお金」のことです。 経済産業省は、キャッシュレス決済比率を2025年までに4割程度にするという目標の下、キャッシュレス決済の推進に取り組んでおり、2023年のキャッシュレス決済比率は39.3%と過去最高になりました。 利便性が高くなるにつれ、子どもを持つ親のなかにはお小遣いを電子マネーで渡すことを考えている方も出てきたようです。本記事では、現金と比較した電子マネーのメリット、デメリットを紹介します。 ▼定年退職時に、「1000万円」以上の貯蓄がある割合は日本でどれくらい?
電子マネーの支払い方式3つ
電子マネーの支払い方式は大きく3つに分かれています。ポストペイ型(後払い式)、プリペイド型(前払い式)、デビット型(即時払い式)です。 ポストペイ型(後払い式)はクレジットカード同様、後でまとめて請求されます。プリペイド型(前払い式)は事前にお金をチャージすることによって利用可能となり、デビット型(即時払い式)は利用と同時に指定口座から即時代金が引き落とされます。
お小遣いを電子マネーで渡すことのメリット
ポストペイ型(後払い式)は後でまとめて請求されるため、高額請求となることも考えられます。子どものお小遣いを電子マネーで渡す場合は、安全のためプリペイド型(前払い式)かデビット型(即時払い式)となることが多いのではないでしょうか。 そこで本項では、お小遣いをプリペイド型(前払い式)の電子マネーとデビット型(即時払い式)の電子マネーで渡す場合をメインに、メリットの一部を紹介します。 ■上限額以上は使用できないため、使いすぎを防げる プリペイド型(前払い式)は事前にチャージした金額まで、デビット型(即時払い式)は指定口座の残高までが上限額となります。追加でチャージや入金をしなければ上限額以上は使えないため、比較的現金に近い感覚で利用することができます。また、アプリなどを使用して残高をチェックすることで、お小遣いの計画的な利用も可能です。 ■履歴から何に使ったのか確認できる 現金で購入した場合はレジでレシートをもらい、まとめておかなければ「今月のお小遣いを何に使ったのか」を振り返ることはできません。しかし電子マネーのなかには履歴を確認できるものがあるため、都度レシートをもらわなくても振り返りが可能となります。 保護者にとっては子どもが使った金額だけでなく「使途」も気になるところですが、履歴が確認できるタイプの電子マネーであれば、チェックすることもできるでしょう。