現場指揮の小隊長書類送検、静岡 当時の店長も、消火で隊員殉職
静岡市葵区の雑居ビルの飲食店で2022年、消火活動に当たった消防隊員=当時(37)=が死亡した火災で、静岡県警は2日、業務上過失致死の疑いで、現場を指揮した市消防局の男性職員(40)=葵区=を書類送検した。当時、駿河消防署駿河特別高度救助隊の小隊長だった。 書類送検容疑は22年8月13日、出火した飲食店の消火活動の際、隊員の安全管理をすべき注意義務があったのに怠り、山本将光さんを焼死させた疑い。 県警や消防によると、火元となったのは店の倉庫と休憩室を兼ねた部屋で、たばこの火の不始末で出火。 県警は2日、業務上失火の疑いで当時店長だった男性会社員(35)=葵区=も書類送検した。