リーグ最小失点の堅守は崩れずも…得点力不足に課題でG大阪は3戦勝ちなし
[8.11 J1第26節 柏 0-0 G大阪 三協F柏] 第23節の鳥栖戦に2-0で勝利し順位を2位に上げていたガンバ大阪だったが、柏戦での引き分けで3試合勝ちから見放されることになり、順位を4位に落とした。 【写真】「レジェンドカップル」「びっくり!」元なでしこ鮫島彩さんが驚きの2ショット披露 前半はG大阪のペースで進んだ。出場停止明けのFW宇佐美貴史が気を吐き、チャンスを創出しつつ、自らもシュートチャンスを迎えた。「前半に関しては、押し込まれるシーン、ピンチもあった」と柏の井原正巳監督も認めるところだった。 ところが、後半はコンディション面での差が明るみになる。中3日で敵地での試合に臨むG大阪に対して、柏は7日の中断明け初戦が荒天で延期となり、中断期間も入れると3週間ぶりの試合。それでも、「後半は疲労で落ちることは予測できていた中で、押し込まれる展開が続いたんですけど、しっかりとチームとして我慢しながら戦えた」とダニエル・ポヤトス監督にとっては織り込み済みだった。 今季のG大阪を支える堅守はこの日も健在。「細谷選手、垣田選手、サヴィオ選手、前線に脅威があるレイソルさんをしっかりとおさえながら戦えたことは良かったんじゃないかなと思っています」。指揮官は選手たちを称える。 今シーズンからG大阪に加入し、全試合で先発フル出場を続けるDF中谷進之介は、パリ五輪の準々決勝・スペイン戦での“幻のゴール”を引き合いに出し、柏のエースストライカーFW細谷真大を警戒。DF福岡将太を背負いながらボールをおさめる様子に対して、「サポーターが期待してわくので」と手を焼いていた様子だが、GK一森純の活躍もあって12回目のクリーンシートを達成、リーグ最小の18失点を誇る守備陣はゴールを許さなかった。 その一方で「チームとして得点が必要」と中谷。3試合連続でノーゴールに終わり、チーム28得点はリーグワースト4位の数字だ。「チャンスをしっかりと作れていると思っていますし、チャンスの数を増やしていくことを自分の仕事として努めていきたい」とポヤトス監督は課題を挙げた。