「幡ヶ谷駅」には何がある? 下町レトロな「個人商店」の街。グルメ地下街や銭湯、スポーツ施設も充実
京王線新宿駅の隣で「東京オペラシティ」「新国立劇場」などが建っているのが、初台駅。京王新線&京王線の各停~特急まで全列車が停車し、きれいな駅ビル&下町商店街も魅力なのが、笹塚駅。その間に挟まれている幡ヶ谷駅は、両駅と合わせて「ササハタハツ」とワンセットに語られる事が多い反面、その中でもやや目立たないポジションにとどまっている感があります。 【写真を見る】幡ヶ谷駅の「渋すぎる銭湯」 実際に幡ヶ谷駅で降りてみれば、大きな商業施設や最新スポットこそないものの笹塚に劣らない規模の商店街が甲州街道の南北に広がり、食品スーパーなども複数店舗と住環境はかなり良好! 散歩に向いた緑道や銭湯、図書館、スポーツセンターもあり、幡ヶ谷ゆえの個性や魅力を数多く再発見できますよ。
◆幡ヶ谷駅の基本情報:家賃相場はいくら?
東京都渋谷区・幡ヶ谷駅に乗り入れるのは京王新線の1路線のみ。家賃相場は駅徒歩10分以内、築年数10年以内でワンルームが約9.1万円、1LDKで約15.2万円、2LDKは約18.0万円となっています(SUUMO、2024年11月8日確認)。新宿や初台と比べてもそこまで家賃水準が下がるわけではないようです。 幡ヶ谷という地名は平安時代後期の1082年、当時の武将・源義家が東北での戦を終えて帰路の途上、かつてこの地域にあった旗洗池(はたあらいいけ)で、源氏の旗印である白旗を洗った故事に由来するそうです。
◆駅直結の地下街には、いぶし銀の飲食店だけでなくマクドナルドも
初台駅は地上に高くそびえる東京オペラシティ、笹塚駅は同じく地上施設の駅ナカ「京王クラウン街」と直結しているのに対し、幡ヶ谷駅は昭和感漂う地下街とつながっています。それがこちらの「幡ヶ谷ゴールデンセンター」。 駅南口から地下街に入ると、昼間の人影はまばらながら、「きっと夜はすごい盛況なんだろうな」と感じさせるディープなお店がいくつもあります。 地下街入り口には「マクドナルド」も入っています。地下店舗ながら店舗空間が通路に開かれているため閉塞感はなく、電源付きテーブル席もそこそこの数が備わっているので、軽作業や携帯の充電に便利です。