1秒差の大接戦を制した旭化成、ニューイヤー駅伝5年ぶりV奪回へ 2位の黒崎播磨も初の3位以内に好感触【九州実業団駅伝レビュー】
5区の佐藤は、区間2位の旭化成・村山と黒崎播磨・田村友伸の2人とは3秒差だった。だが2人がトップを争っていたのに対し、佐藤は終始完全な単独走で差を縮めた。「1人で走った状況でよく区間賞を取ってくれました。チームにとって収穫でした」(中本監督) 九州大会は10年ぶりの3位だったが、ニューイヤー駅伝は9年ぶりの「8位以内」が目標だ。その頃駅伝でも活躍していたのが中本監督で、安川電機は12年ロンドン五輪の中本健監督、16年リオ五輪の北島寿典とマラソンで連続代表を輩出した。 来月のマラソンに出場する古賀は来年の世界陸上代表を狙っている。「世界への挑戦」を自身のテーマとしている鈴木たちも、今回の区間賞をステップとするだろう。 (TEXT by 寺田辰朗 /フリーライター) ※写真は旭化成・相澤選手(ニューイヤー駅伝)
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