ドジャースの世界一メンバー、ラックス二塁手のトレード獲得にヤンキースとマリナーズが興味
スポーツイラストレーテッド誌(電子版)が5日、ヤンキースがドジャースのギャビン・ラックス二塁手(27)獲得に興味を示していると報じている。 ドジャースが最近、韓国KBO出身の金慧成(キム・ヘソン)内野手と3年総額1250万ドル(約19億6500万円)で契約したことで、ラックスはトレード候補として名前が挙がるようになった。ヤンキースもFAになったグレイバー・トーレス内野手がタイガースと1年契約を結んだことで、二塁のポジションが空いている。ジャズ・チザム三塁手が本来のポジションである二塁に戻る可能性が高いとされていたが、ラックスを獲得できれば、その必要はない。 ヤンキースとドジャースは球界の盟主の座を争う宿敵であり、2024年のワールドシリーズで戦ったばかり。このオフ、トレードパートナーになるシナリオは少し想像しにくい面もあるが、近年ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMとドジャースのアンドリュー・フリードマン編成本部長の間ではトレードが成立している。2022年のトレードデッドラインではジョーイ・ギャロ外野手とクレイトン・ビーター投手が交換され、1年前にはビクター・ゴンザレス投手とジョルビット・ビバス内野手がトレイ・スウィーニー内野手とトレードされた。 ラックスは2016年のドラフト1巡目指名選手で期待されてきたが、ケガなどでポテンシャルを生かせなかった。環境を変えることで能力を最大限に引き出せるかもしれないし、FAまであと2年もある。左打ちはヤンキースのラインアップにバランスをもたらす。もっとも、ヤンキースより前に、マリナーズの方がラックス獲得に積極的に動き出していた。ベテランのホルヘ・ポランコ二塁手がFA権を得て、他球団との複数年契約を求めているからだ。現時点では守備のうまいディラン・ムーア内野手を起用する予定だが、打率.201と打てない。ドジャースは複数の球団からの問い合わせに対応している。