大都市圏がゴージャスな返礼品で逆襲!地方VS都市の様相を見せ始めた「ふるさと納税戦争」の行方
Data2|年収が低い人はしないほうがいい?
ふるさと納税の寄付金は2000円の自己負担金を除く全額が税額控除の対象となる。年収が高いと収める所得税も上がるので得となるが、低いと返礼品の価値より自己負担額のほうが多くなることも。こうした「仕組やメリットがよくわからない」という人も多いのが現状だ。
Data3|返礼品の人気に変化の兆しが……
2024年、日用品が初めてTOP10内にランクイン! 毎年安定して高い人気を誇るのはホタテとシャインマスカット。またこちらにはランクインしていないが、大場さんによると記憶に新しい〝令和の米騒動〟によって8月の「米」寄付件数が前月と比較して2倍に増加したそうだ。 1位:オホーツク海産のホタテは稚貝を放流してから育てており、養殖にはない旨味と食感が楽しめる。 2位:酸味が少なく濃厚な甘さのシャインマスカット。日持ちの良さから贈答品にもピッタリ。 3位:厚さ約10mmの厚切牛タン。すでに味付けもされているので、焼くだけで楽しめる。 4位:静岡県富士市の再生紙トイレットペーパーメーカー『特種東海エコロジー』最高級品。 5位:栃木県小山市『坪野谷紙業』が製造するクラリスボックスティッシュ。大容量200組に20組増量し、たっぷり使える。 後編では、課税における市町村民税控除額の多い自治体、つまりほかの自治体に納税された額が大きい市町村のランキングや、船上で本格フランス料理など都市部のゴージャス返礼品について紹介していく。 取材・文/高山 惠 イラスト/フジノマ
@DIME編集部