ノイアー代表引退、テア・シュテーゲン長期離脱でドイツに正GK問題が急浮上
3番手以降は混戦
22日(現地時間)に行われたラ・リーガ第6節ビジャレアル戦でバルセロナのマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンが右膝膝蓋腱を断裂する怪我に見舞われ、長期離脱することになった。 このニュースは同選手の母国であるドイツでも大きく報じられ、ドイツ紙『Bild』は全治までに最大8カ月を要するだろうと伝えている。また、ドイツ代表のユリアン・ナーゲルスマン監督もテア・シュテーゲンの負傷について、「マルクの怪我についてのニュースは、我々にとって大きなショックだ。手術の成功と早い復帰を願っている」とのコメントを発表している。 今夏マヌエル・ノイアーが代表引退を表明したことに続いてテア・シュテーゲンも長期離脱を余儀なくされ、UEFAネーションズリーグで10月11日にボスニア・ヘルツェゴヴィナ代表、同14日にオランダ代表と対戦するドイツ代表では、彼らに代わるゴールキーパーのレギュラーを早急に決める必要に迫られている。 ノイアーとテア・シュテーゲンが正ゴールキーパーの座を10年近く争ってきたドイツ代表では、彼らに続く3番手以降の選手達に大きな差はなく、オリヴァー・バウマン(ホッフェンハイム)、アレクサンダー・ニューベル(シュツットガルト)、ケヴィン・トラップ(フランクフルト)、ベルント・レノ(フラム)あたりが候補となり、彼らの中で誰が選ばれても不思議ではない。 こうした中、ドイツメディア『SPORTBUZZER』は、マンチェスター・シティ所属のシュテファン・オルテガも候補の一人として取り上げている。1992年11月生まれで現在31歳のオルテガは、1860ミュンヘン、ビーレフェルトを経て2022年7月にシティに加入。エデルソンが絶対的な守護神として君臨しているシティでは控え要員として出場機会は限られているが、ビルドアップにも参加できる足元の高い技術とシュートストップには定評のある実力者であり、10月の代表戦でサプライズ招集される可能性もゼロではないと同メディアは分析している。 果たしてナーゲルスマン監督は誰を正ゴールキーパーとして起用するのだろうか。
構成/ザ・ワールド編集部