幼稚園の娘の“話し方”に、お隣さんが「言うか悩んだけれども…」 助言に母感謝、幼少期の「構音障害」とは?
放置すれば、「からかい」につながることも
――こちらでは初回20分無料のオンライン相談を行ってらっしゃるのですね。 ちょっとした心配事でもお気軽に尋ねていただけるよう、ことばに関するあらゆるご相談を随時受付中です。 初回相談では言語聴覚士がビデオ通話による問診・診療を行い、必要に応じて支援先やご家庭でできることを案内しています。必要性がある場合は、当法人での発音練習(有料)や継続相談の利用が可能です。 ――まずは相談してみることが大切なのですね。 発音が未熟でも、明瞭でなくとも、話の内容には価値があり、音の誤りや歪みは咎められるべきものではありません。一方で、発音の問題はただ言いたいことがスムーズに伝わらないというだけではなく、「からかいやいじめに発展する」「本人が伝えることを諦めてしまう」「自分に自信がなくなる」などの問題につながる可能性があります。 ことばサポートネットの目標は、発音の心配事に言語聴覚士がいつでも寄り添える体制を作ることです。どこにいても、言語聴覚士による専門的な援助が受けられる体制づくりを目指し、オンラインで言語療法を提供しているほか、社会への啓蒙活動にも力を入れています。 必要な方が、適切に言語聴覚士等の専門家につながることのできる体制が整うことで、発音のことで辛い思いをしたり、病気を見逃されたり、大人になるまで悩んでいたりする方々を減らすことができるのではないかと考えています。 ◇ ◇ この投稿に、 「うちの息子も同じでした。発音がケンタッキーと言ってるつもりが、えっ、洗濯機?みたいな。保育園の最後の年に園にきた専門の先生でやっとわかりました」 「小学生になった息子が指摘されています…気にした方がいいんだと思いました」 といった子育て中だと思われる方々からのコメントのほか、 「小さいうちの方が本人が生きやすくなります。色んな機関、専門家を頼るのはいい結果を生む事が多いですよ!」 「未就学児の言葉の訓練を行っていました。他者から指摘されると、怒ったり、認められずに、相談機関に繋がらないことがあります。お隣さんからのお話を受け入れて、相談されたこと素晴らしいと思います」 などアドバイスを受け止め行動したMakiさん親子への称賛の声も届いています。 我が子のこと、とりわけ発達のこととなるとセンシティブな部分であり、特に近しい人からの言葉はなかなか聞き入れづらい部分があるかもしれません。大切なことを引越しの日に伝えてくれたお隣さん、その言葉をきっかけにその後も気にかけ、専門機関に相談したMakiさんお二人の関係性と行動が、現在長女さんが困ることなく生活できていることに繋がっているのだなと感じました。 また、ことばの困り事に悩むすべての方々に寄り添うため活動されている「ことばサポートネット」といった団体があるということを知っておくだけでも心強いものです。子どもの発語や発音に不安のある方、大人の方でもご自身やご家族の発音に悩みのある方など、ぜひ一度相談してみてはいかがでしょうか。 (まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・太田 真弓)
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