幼稚園の娘の“話し方”に、お隣さんが「言うか悩んだけれども…」 助言に母感謝、幼少期の「構音障害」とは?
成長すれば治る?→それ違うかも
――その後、お隣さんとの交流は? 引っ越し後も時々子どもたちの写真をLINEで送ったり、お隣さんからはお電話や子どもたちの誕生日にはプレゼントを送ってくださったりと今現在も交流は続いています。 ――今回の投稿に気づきをもらった方も多くいたのではないかと。 少しでも不安があったら第三者機関や学校等に早く相談してみることをおすすめしたい思いがあり、今回の投稿をしました。私のように「成長すれば治るもの」とお考えの方がいらしたら、「それは違うかもしれません」ということをお伝えしたかったです。 ――子どもの発達に関してはデリケートな部分も多く、肉親でも伝えづらい一面も。 親御さんからのコメントが多かったのですが、中にはお孫さんを持つ祖父母であろう方からのコメントもありました。ただ、「構音障害かな?」と思ったとしても、やはり伝えるのはなかなか難しいようです。 私は両親や義両親との関係は良好ですが、もし両親や義両親から言われたとしたら、ショックを受けたかもしれません。 ーーやはり相手が誰かというのも大事でしたか? 私のように「信頼関係が築けていたお隣さん」という、血縁関係のない方に言っていただけたことは幸運だったとしか言いようがありません。 こういうことを指摘するのって、すごく勇気がいったと思うんです。でもおかげで娘は、お友達にからかわれたりせず 小学校生活を送ることができました。 私の投稿を見せて、「こういう例もあるみたいだよ」と伝えることも、方法の一つにしていただけたらと思います。早ければ早いほど治る可能性があるそうです。どなたかの背中を押すことができたとしたら、嬉しく思います。
ちゃんと発音できない「構音障害」とは?
Makiさんの長女さんが診断された「構音障害」。ことばのオンライン相談室を運営している「ことばのサポートネット」によると、「発音の獲得がゆっくりで、“赤ちゃんことば”が長引く場合や発音に独特の癖が見られる場合などは『構音障害』の可能性があります。機能性構音障害は、発達などに問題がなくても、どなたにでも起こり得ます。稀に、病気が隠れている場合もあります。構音障害の多くは言語療法で改善することができます」とのこと。 ことばサポートネットさんに詳しくお話を聞きました。