「賢い子に育てたいなら、本はここに置け!」東大卒が激推しする“本の置き方”
目と手が届くところに本を置く
子どもはどんなときに「本を読もう」と思うでしょうか。 それは、目と手が届くところに本があり、興味を持ったときです。 よほど読書が好きな子どもではない限り、そうしたきっかけがなければ読書への意欲をかきたてられることはないと考えていいでしょう。 子どもはとても気分屋です。 たとえ読書好きな子どもであっても、いつでも「本を読みたい」と思っているわけではありません。読書をはじめたばかりの子どもであれば、なおさらです。 そこで得策なのは、「本を読みたい」という気持ちが湧いたときにそのチャンスを逃さず掴めるよう、常にそのきっかけを供給しておくこと。 目と手が届くところにいつでも本を置いておけば「本を読みたい」という気分が訪れたときに自然と本を手にとることができます。 「誰かに言われたから」ではなく自分の意思で、本を手に取れるようになるのです。 だからこそ、家の中のあらゆる場所に本を置いてみてください。 家で過ごしているときに本が自然と視界に入ってくる。そんな環境で生活していると、子どもは当然ながら本を意識するようになります。家族が本を読んでいれば、なおさらです。 もちろん、学校など家以外の場所で本に惹かれ、読書を好きになることもあるでしょう。そのチャンスは、もっとも過ごす時間の長い家の環境を本に触れやすいように整えることで、さらに大きく広げることができるのです。
本の置き場所と置き方を工夫する
それでは、具体的にはどのような環境をつくればいいのでしょうか。ポイントは、「本の置き場所」と「置き方」にあります。 まずは、置き場所についてお伝えします。 目と手が届くところにスマホやタブレットがあれば、それがきっかけになって「YouTubeを観たい」という気持ちが湧いてきます。 ということは、子どもに本を読んでほしいなら、同じように目と手が届く場所に本を置いておけばいいのです。 最も効果的なのは、子どもの滞在時間が長いリビングなどの空間です。 長い時間を過ごす場所に本があれば必然的に、子どもが本を意識する機会が増えるからです。 続いてのポイントは、置き方です。 子どもの目線の高さに合わせて、すぐに手に取れるように置いてください。 もしも本に興味を持ったとしても、その本が取りづらい状態になっていると手にするのが面倒になってあきらめてしまうこともあります。 そうして貴重なきっかけを失わないためにも、子どもがサッと手に取れるように環境を整えてみてください。