マツダ323ことファミリアはグループA時代のWRC日本車ウィナー第1号!35年35万kmのGT-Aeは新車ワンオーナーのファーストカー!?
新車ワンオーナーで35年!35万kmを走破したファミリアGT-Ae
当時のマツダ・ラリーチーム・ヨーロッパは、白地にブルー、ライトブルー、スカイブルーの3色の青いラインが入るカラーリングだった。その懐かしいWRCカラーのファミリアが、昨年10月に富士スピードウェイで開催された「ラリーファンミーティング2023」に現れた。 今では最終モデルのBJ型ですら生産終了から20年が経過して、街中で見ることがほとんどなくなってしまったが、今から35年も前に生産終了したBFMR、しかもDOHCターボ+4WDのGT-Aでラリー仕様MRT(マツダ・ラリーチーム・ヨーロッパ)のカラーリング! これは写真を撮らずにはいられない。ということで、オーナーの寺田さんにお話を伺った。 当時からラリーが好きだった寺田さんは、ラリーのベース車両が欲しくて、35年前に新車で購入。特にマツダのファンというわけではなかったが、コンパクトなボディにDOHCターボエンジンを搭載したフルタイム4WDと、シャープなスタイルに魅力を感じたのだという。 寺田さんが購入したのは競技用ベース車両のGT-Aをベースに、エアコンやパワステをプラスして、後期型から追加されたGT-Ae。近所への買い物からロングドライブまでこの1台でこなしているので、オドメーターはすでに35万kmを超え、エンジンは一度オーバーホールを行なっている。 車齢35年を超えたファミリアは寄る年波には勝てず、リヤブレーキキャリパーからのフルード漏れやデスビの不調に見舞われてしまったが、純正の補修パーツはほとんどが生産終了。なんとか流用できる部品を探し出して補修した。3年前にはショックがヘタってきたので、TEINで車高調を特注で製作して装着している。完成まで3ヶ月を要した。 他のクルマもお持ちということで、このファミリアがセカンドカーなのかと思ってお話を伺っていたところ、もう1台のクルマはなんとランチア・デルタ・インテグラーレ・エボリューション2!。どちらも信頼性は……これからどちらも大切にしてくださいね!
橘祐一
【関連記事】
- 40周年記念! Z31型フェアレディZ300ZXの全日本ラリー選手権チャンピオンマシンはニスモ初の競技車両? ニスモフェスティバルに向けてレストア開始!!
- 【画像50枚】日産最後のワークスラリーマシン・パルサーGTI-RグループAのレストアが完了! 1992年WRC最終戦RACラリーを走った姿が甦る!!
- 左ハンドルのST205型セリカGT-FOURはTEINが使用したグループN仕様の"レッキカー"!! ホイールは貴重なDYMAG製TTE特注品!
- グループAにWRカーも! 『スーパーグリッドウォーク』に1980年代~1990年代のWRCマシンが並んだ!!【モーターファンフェスタ2024】
- 日本に存在する貴重なプロドライブ製レガシィRSはニュージーランドのスバル使いポッサム・ボーンのグループAマシン!