宮川花子会見(全文3) 「大助を見送るまで絶対生きる」大助「僕好きなんですよ嫁はんがね」
宮川花子会見(全文3) で「大助を見送るまで絶対生きとこうと思った」 大助は「僕好きなんですよ嫁はんがね」
血液のがんの一種である「症候性多発性骨髄腫」で闘病していると、夫婦漫才コンビ、宮川大助・花子の宮川花子(65)は11日、夫の宮川大助(70)と大阪市内で行われた会見で公表した。会見は約1時間に及んだが、花子と大助は最後まで報道陣の質問に応じた。そして、互いの気持ちを話し、涙をこられる場面もみられた。花子を治療している奈良県立医科大学付属病院の天野逸人医師も、二人とともに最後まで報道陣に病状を説明していた。 【会見映像】宮川花子「症候性多発性骨髄腫」を公表 その1
治療なかった5カ月間「いろんな人の話、マイナスなことしか入らなかった」
━━5か月間、治療がなかったとのことですが、師匠の心の中ではどのような動きがあったんでしょうか 花子:あの最初ちょっと行ったんですよ。ほんなら自分でも動転してたので、本当は説明してくださってたんですけども、これから治療始まるのに、こういう副作用とかいろんなものが出てくるので、例えばわたしはB型肝炎のキャリアがあったので、この薬を飲んでください、今日からですとか言われて、それが「えっ?」ってなって、それと私の周りでたくさんの方ががんになって、抗がん剤の薬やってる時に、手から落ちたとか、薬が飲めなくってとか。それとか、私はなになにでとか、いろんな人の話が、マイナスなことしか入らなかったんです。 そして自分も治療行くと言うた途端に、髪の毛抜けるんやろか、どないなんねやろうか、弟子とか呼んで断髪式しようとか色々と考えてたんですけど、もう全然踏ん切りつかないし。それとみんなにも言ってなかったので、仕事行けるところは行ってたんです。ほんで行ってながらも自分でけっこう医師会とかああいうの行ってた時に、車いすになってきたんですね4月から。車いす状態になってきた時に「車いすいいですよ。花子さん車いす台の上で講演してもうてかまいませんよ」って言うたので、車いすで行けるところは講演とかさせていただいてたんです。車いすで行って、演台では立ってたんです最初は。終わってから車いすに乗ったりしてたんですけど、途中から立ってた時に足がしびれるわ「すんません車いす座らせてください」ってなって、そこからだんだん。 ほんで、新幹線乗り降りの時に幅がありますよね。車いす乗ろう思って落ちかけて。「あれ?」。だんだん今度は右足がしびれてきて、要の左もだんだんしびれてきて、最終的には両方が。だから、病院行った時にはもう褥瘡(じょくそう)いうか床ずれになってたんです。胸から下が全然しびれてたんで、不幸中の幸いはそこだったんです。病院で治療して、ハサミでねえ皮膚とか切っていきはるんです。ジョキジョキって音は聞こえるけども、痛みはなかった。