「回り道しても、何があってもいいい」 羽生結弦との「105日離婚」から1年 元妻・末延麻裕子さんが告白した現在の心境
プロフィギュアスケーター・羽生結弦(29)との「105日離婚」から、ちょうど1年。そのタイミングで、元妻でバイオリニストの末延麻裕子さん(37)が演奏会を開き、現在の心境を語った。 【写真を見る】破局後の心境を初めて語った末延さん 会場は息をのむような空気に ***
「何だろうって悩むこの瞬間も、人生の中のすごく大切な一部なんだなということに、作曲をしていて気付かされました。大切な人を思い浮かべながら聴いていただけたらうれしいです」 11月16日、下関グランドホテル(山口県)で開かれた演奏会で、末延さんは自ら作曲した曲を披露する前、観客にこう語りかけた。 その後に演奏された情感あふれる調べを前に、会場を包み込んだのは静寂だった――。
復活を印象付ける場
今年の秋以降、「末延さんが音楽家としての活動を本格化させている」と話すのはスポーツ紙記者だ。 「末延さんが羽生さんと結婚したのは2023年8月。その約1年前から結婚に備え、彼女は音楽活動から引退していました。ところが昨年11月の離婚発表を経た今年4月、今回と同じホテルで1年半ぶりとなるディナーショーを開催。その翌週には地元テレビ局の情報番組にも出演しました」 山口県光市出身の末延さんにとって、再出発の第一歩を地元で刻んだことは自然な流れだったという。 「9月と10月には演歌歌手・水谷千重子(友近)のコンサートに出演するなど、表舞台への登場機会も増えていた。先日のディナーショーは、末延さんの復活を印象付ける場として注目を集めていました」(同)
「回り道しても、何があってもいいい」
時に生き生きとした表情で奏でられる旋律に、会場のテーブルを埋めた約80名の観客も魅了された。 そんな中、終盤のトークタイムで、 「(人生は)回り道しても、何があってもいいから、大きな心を持って進んでいきたいなと、時間がたって思えるようになりました」 と末延さんが話した時には一瞬、息をのむような空気が会場を覆った。
「これでよかったな、と」
そんな彼女の再始動を「みんなが応援している」と話すのは、光市にある実家の近隣住民だ。 「いろいろあったけど、元気に活躍している姿を見るのはうれしい。羽生さんと結婚した時は、地元中が祝福したけれど、ああいう形になって……。でも、今は体に気を付けて元気で頑張ってほしいと願っています」 そして、元妻と歩調を合わせるように、羽生も活動を加速させているという。 写真家・蜷川実花氏の撮影による写真集を11月に2冊同時発売。12月からはさいたまスーパーアリーナでの公演を皮切りに広島、千葉でのアイススケートツアーを行う予定だ。 「今年4月に羽生さんは末延さんと新婚生活を送った仙台市内(宮城県)の億ションを売却し、すでに人手に渡っています。順調にプロ生活3年目を迎えた羽生さんに対し、末延さんも離婚後、拠点を東京に移して音楽に向き合う日々と聞きます」(前出・記者) ショー終了後のサイン会で、女性ファンの一人から将来についての人生相談を受けた末延さんは、 「人生、何を選んでもいい。1年後に後悔していても、10年後、20年後になって“これを選んでよかったな”と思うことはある」 と答えた。さらに「ゆくゆくは東京でのコンサートもやりたいと思っている」と、今後の抱負もファンに明かした。
「週刊新潮」2024年11月28日号 掲載
新潮社