【衆院選】“スーパーから見る”衆院選 野菜も卵も…続々値上げ 各党の物価高対策は?賃上げは?
(中谷しのぶキャスター) 物価の上昇なんですが、こちら整理してお伝えしますと、10月以降、値上がりが続々ということで、10月は今年最多の値上げの品目数となったんですね。ハム、ソーセージは最大2割程度アップ。ペットボトルの飲料も20円、500mlの場合は上がっている。油も高くなって、パックご飯は11月には一斉値上げを予定している。今年年内、累計1万品目以上を値上げを予定しているということです。 食品だけではありません、電気代もです。今、負担軽減のための補助金として補助金が出ていますが、10月使用分を最後に終了する見込みということで、実質11月使用分から値上がりする見通しです。補助の延長という話も出てきています。 各党が選挙に向けて公約も掲げています。低所得者世帯への給付というところから、5%から8%に引き下げという減税という案、組み合わせるという案、いろいろ各党を打ち出しているんですけれども、街の皆さんはどう思っていますか? (中野颯大 記者) スーパーに実際に買い物に来られた方に、給付そして減税、どのように考えているのか話を聞いてみましたが、印象的だったのは、継続した支援をしてほしいという声だったんですね。 給付というのは、一時的にお金をもらえるという意味ではありがたいけれども、一方で一時的に過ぎないというところで言うと、やはり減税の方が継続的な支援として、家計への影響、生活への影響が大きいという意味でありがたいという声が多かったような印象でした。
特にスーパーなどは、贅沢品というよりも、生きていくために必要な食料品、食べ物ということになりますので、ここでお話をお伺いした方々からも、切実な声といいますか、死活問題という印象を受けました。
(中谷しのぶキャスター) 石破首相もこのように言っています。「物価上昇を上回る賃金上昇を実現したい」ということで、最低賃金(2024年度)を見てみますと、前年度よりも51円上がっていて、いま全国平均1055円となっています。